アーセナルの熾烈な“サイドバック争い” プレシーズンで見えつつある序列、冨安の立ち位置は?
英代表DFホワイトが右では第1候補か
イングランド1部アーセナルは今夏に大型補強を展開し、各ポジションに即戦力を加えている。日本代表DF冨安健洋を含む最終ラインも熾烈なポジション争いが予想される。
現地時間8月6日にはシーズン最初のタイトルをかけたマンチェスター・シティとのコミュニティー・シールドを控えているが、英メディア「フットボール・ロンドン」はここまでのプレシーズンマッチ4試合のミケル・アルテタ監督の起用法からその大一番でのスタメンもすでに固まりつつあると予想している。
そのなかでレギュラークラスの選手が豊富なサイドバック(SB)ではイングランド代表DFベン・ホワイトがポジション争いをリードすると見られる。
ホワイトはニュルンベルク戦(1-1)、MLSオールスター戦(5-0)、マンチェスター・ユナイテッド戦(2-0)、バルセロナ戦(5-3)とここまで4試合のプレシーズンマッチでチーム最多となる280分間のプレータイムを得ており、アルテタ監督から絶大な信頼を寄せられている。
アヤックスから加入したオランダ代表DFユリエン・ティンバーが右SBでホワイトとポジションを争うとの予想があったが、ここまでの起用を見る限りはホワイトが頭1つ抜け出している感がある。
一方で左サイドではウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコが負傷で出遅れているなかで、直近のバルセロナ戦ではティンバーがスタメンで起用されていた。スコットランド代表DFキーラン・ティアニーの残留が濃厚となり、冨安もカバーできるポジションだが、現状は右にホワイト、左にティンバーの形が濃厚となっているようだ。
アーセナルは現地時間8月2日にエミレーツカップで南野拓実を擁するフランス1部ASモナコと対戦。さらに6日のコミュニティー・シールドを経て、12日にプレミアリーグ開幕戦のノッティンガム・フォレスト戦を迎える。
(FOOTBALL ZONE編集部)