「苦戦が続くPSGにとどめを刺した」 香川真司、殊勲の決勝ゴールに海外メディアも賛辞
プレシーズンマッチでC大阪が3-2でPSGに競り勝った
J1のセレッソ大阪の元日本代表MF香川真司は7月28日、フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)との国際親善試合で決勝ゴールを挙げた。3-2でC大阪が競り勝ったゲームを海外メディアも報道し「香川真司が苦戦を続けるPSGにとどめを刺した」と驚きをもって伝えている。
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PSGは去就問題に揺れるフランス代表FWキリアン・ムバッペを除いたメンバーで来日。負傷を抱えるブラジル代表FWネイマールもベンチを温める状況がC大阪戦でも続いた。前半を1-1で折り返したなか、C大阪は後半に香川を含む大幅なメンバー変更を実施。香川を中心に高いプレスをかけていく。
しかし後半4分、PSGのMFヴィティーニャに勝ち越し点を奪われ2-1に。両チームチャンスを作る白熱した試合を展開すると、同23分に新加入FW渡邉りょうのボール奪取から最後はFW北野颯太が決めてC大阪が同点に再び追い付く。
迎えた後半33分、C大阪は前線からのプレスでボールを奪うとペナルティーエリア手前で待つ香川へ。コントロールからコンパクトに右足を振り抜き、イタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマの牙城を崩す美しいミドル弾を決めた。
試合をレポートした衛星放送「ユーロ・スポーツ」は、「ディフェンスで犯した3つの致命的なミスによって、セレッソ大阪はPSGの歴史に残る3-2の勝利を収めた」とPSGの守備の綻びから失点を招いたと報じた。
そのうえで、「C大阪がベテランの香川真司(34歳/元ドルトムント/元マンチェスター・ユナイテッド)を中心に、PSGの歴史に残る大逆転劇を見せるまで、気迫のこもった試合運びを見せた」とC大阪を称賛。特に決勝ゴールを挙げた香川については「ムバッペ抜きで苦戦を続けるPSGにとどめを刺した」と高い評価を贈っていた。