PSG、ジャパンツアー2戦で未だ未勝利 エンリケ監督が吐露「プレシーズンの典型的な試合」
C大阪に2-3で競り負ける
フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)は来日中の7月28日にヤンマースタジアム長居でセレッソ大阪と国際親善試合を実施。2-3で競り負けた試合を終え、ルイス・エンリケ監督は「プレシーズンの典型的な試合になった」と話した。
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PSGはアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが昨季限りで退団し、去就問題に揺れるフランス代表FWキリアン・ムバッペは来日メンバーに入らず。負傷を抱えるブラジル代表FWネイマールはベンチスタートと昨季の看板3トップを欠くなか、前線の核はレアル・マドリードから加入のスペイン代表FWマルコ・アセンシオになった。昨年のワールドカップ(W杯)カタール大会でスペイン代表を率いた後に退任し、今季からPSGをエンリケ監督が率いている。
そのゲームは前半に先制点を奪うもハーフタイムを前に追い付かれ、さらに後半はC大阪の前線からのプレスに手を焼いて競り負ける形に。エンリケ監督は「プレシーズンの典型的な試合になった。相手は非常によくプレーしてくれたし、かなりしつこくプレスをかけてきたと思う」と、特に後半の2失点を誘発した自陣でのボールロストを踏まえて話した。
W杯で日本に敗戦したゲームを経験しているだけに、エンリケ監督は「日本サッカーについてはすでにいい印象がある。実際に日本代表と対戦して選手も知っている」と苦笑したが、「セレッソも非常に準備ができている優れたチームだし、フィジカル面でもしっかりできていると思う」とC大阪を称えていた。
来日中のPSGは25日にサウジアラビア1部アル・ナスルと0-0で引き分けていただけに、まだ勝利がない。今後は8月1日に国立競技場でイタリア1部セリエAの名門インテルと国際親善試合を実施する予定になっている。
27日にサウジアラビア1部アル・ナスルと対戦したインテルについて、「フィジカルコンディション的にも同じくらいの印象を受けた。非常に複雑な試合だったと思う。彼らもまだチーム作りの途中だ」と話したエンリケ監督だが、2試合連続ベンチで試合を終えたネイマールの状態などを含め、チームを好転させるものを見つけて日本での活動を終えたいところだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)