リバプール、日本代表FWの獲得は「理にかなっている」 専門メディアが太鼓判「Win-Winの状況」
リンツ中村の獲得に対するポジティブな要素を並べる
オーストリア1部のLASKリンツに所属する日本代表FW中村敬斗は、今夏の移籍市場でも注目される1人となっている。リバプール専門メディア「Liverpool.com」では、中村獲得が「案外(クラブの)理にかなっている」と評価しているようだ。
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22歳の中村を巡っては、イングランド1部リバプールに加えてフランス1部リールやドイツ1部フランクフルトも興味を示しているとされている。「Liverpool.com」では中村について「今夏、ユルゲン・クロップにとって、ほかの優先事項が先にあるにもかかわらず、それは案外(クラブの)理にかなっている」とリバプールが獲得へ動くポジティブな点をピックアップしている。
リバプールは昨季までチームの中盤を構成していたジョーダン・ヘンダーソンの退団が決まったほか、ファビーニョの去就が不透明な状況。中盤の補強も必要とされるなか、記事では「リバプールが今必要としているのはフォワードだ」と、前線のロベルト・フィルミーノ(アル・アハリ)の抜けた代役として中村を指名した。
すでにリバプールは中村に700万ユーロ(約10億円)のオファーを提示したとされており、これには1シーズンのレンタル移籍でオーストリアに戻ることが条項として含まれていたという。しかし一部報道によれば、このオファーがリンツに却下されたと報じられている。
それでも「Liverpool.com」は「中村はLASKでは通常左ウイングでプレーするが、過去には右サイドや中央エリアでもプレーしたこともあり、南野のような選手のようにかなり多才な選手」と評価。かつて在籍した日本人MF南野拓実を引き合いに出しつつ「元リバプールのアタッカーはより技術的に才能に恵まれていたが、中村は間違いなくより爆発力があり、典型的なユルゲン・クロップの攻撃でプレーするのにより適している」と中村に太鼓判を押した。
「パフォーマンス次第ではクロップのチームにとって有用な逸材となる」と中村獲得に期待を抱くなか、「彼の年齢なら、たとえ移籍が上手くいかなかったとしても、リバプールは南野を獲得したときと同じように(金銭面で)利益を得ることができる」と獲得にマイナス面が少ないことも指摘する。「リバプールにとっては、Win-Winの状況であり、それは最初の印象よりも理にかなっている」と、中村について特集していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)