韓国女子、なでしこジャパンとの“格差”に母国メディア嘆き節 「成長は遅いように思える」
韓国はW杯初戦で黒星、日本は開幕2連勝で決勝トーナメント進出決定
女子サッカー界は現在、オーストラリアとニュージーランドの共催でワールドカップ(W杯)が開催中で、グループリーグの熱い戦いが繰り広げられている。韓国女子代表は7月25日のグループリーグ初戦を落としたのに対し、なでしこジャパン(日本女子代表)はすでに決勝トーナメント進出を決めており、韓国メディアは「日本との格差解消はいつか」と嘆き節だ。
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韓国女子代表は、7月25日のW杯グループリーグ第1戦でコロンビアに0-2で敗戦。30日にFIFAランキングが大きく落ちるモロッコ(72位。韓国は17位)と対戦する。
一方で、グループが異なる日本は第1戦でザンビアに5-0、第2戦でコスタリカに2-0で勝利し、7月31日のスペインとの一戦を残して決勝トーナメント進出を決めている。
韓国のスポーツ・芸能総合サイト「OSEN」は「先は長い? 韓国女子サッカー、日本との格差解消はいつか」と見出しを打ち、日韓女子の状況について触れている。
「日本の飛躍を見ると、韓国の成長は遅いように思える。日本はすでにサッカー界最高の舞台であるW杯でも主役を演じている。2011年、ドイツW杯でヒロインとなり、世界のサッカーファンを驚かせた戴冠だった。一方で韓国はどうか。W杯本大会出場は(今回を除いて)3回(03年、15年、19年)で最高位はベスト16。2015年カナダ大会の一度だけだ。残り2大会はグループリーグを突破できなかった」
記事では、FIFAランキングでこそ韓国17位、日本11位と大差はなく「多少は慰めになるかもしれない。むしろ希望を抱くくらいだ」としつつも、今回のW杯ですでにスペインとともにグループリーグ突破を決めている好調の日本との差を嘆いている。
「韓国と日本の間に、理想と現実の乖離があることを改めて感じさせる。なんとかW杯の今後の戦いで、韓国が不屈の精神力で反攻することを期待したい」
日韓戦においては、男子も日本に負けが続いており、韓国メディアも悲観的な意見が多い状況となっている。