「疲れるし、傷つく」 女子アルゼンチン代表MF、C・ロナウドのタトゥーが“アンチ・メッシ”と批判の対象で嘆き

女子W杯に出場中のヤミラ・ロドリゲス【写真:Getty Images】
女子W杯に出場中のヤミラ・ロドリゲス【写真:Getty Images】

25歳のFWヤミラ・ロドリゲスがタトゥーを巡る実情をSNSで吐露

 女子アルゼンチン代表の一員として、オーストラリアとニュージーランドで共催のワールドカップ(W杯)に出場しているFWヤミラ・ロドリゲスが自身のインスタグラムを更新。左すねに入っているポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)のタトゥーが原因で心ない批判を受け、やるせない気持ちを吐露している。米スポーツ専門局「ESPN」が伝えた。

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 ブラジルの名門パルメイラスでプレーし、自身初のW杯に出場している25歳のロドリゲス。彼女の左すねには、男子サッカー界のスーパースターであるポルトガル代表FWロナウドのタトゥーが彫られているが、“アンチ・メッシ”としてアルゼンチン国民から批判を受けているという。自身のインスタグラムに、このように思いを綴った。

「もういい加減にして。私がいつ“アンチ・メッシ”と言った? 言ってもいないことを言うのはやめてください。真実は、私は(国を代表して戦っているW杯の最中に)つらい時間を過ごしています。それはみなさん(ファン)のせいではなく、容赦ない残虐的な言葉のせいです。アイドルや好きな選手はいないのですか?」

 左太ももには、男子アルゼンチン代表のレジェンドであるディエゴ・マラドーナ氏のタトゥーを入れているロドリゲス。同胞であるアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(インテル・マイアミ)に関して「(アルゼンチン)代表の偉大なキャプテン」とリスペクトしたうえで、ロナウドへの思いも明かしている。

「でも、私のアイドルであり、インスピレーションを与えてくれるのはCR7(ロナウド)です。私は、自分にインスピレーションを与えてくれた選手のほうが(メッシよりも)好きなんです。何が問題なのですか? 私たちはみんな、自国の選手だけを愛さなければいけないわけではありません。これがサッカーであり、誰にでもそれぞれの評価や好みがあることを理解してほしい。すごく疲れるし、傷付きます」

 よほどの心ない言葉が届いているのか、ロドリゲスはやり場のない思いを吐露していた。

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