なでしこFW藤野あおば、日本の女子W杯“最年少得点者”に! 元レコードホルダーも太鼓判「今後10年でもっと偉大になる」

コスタリカ戦でゴールを決めた藤野あおば(写真中央)【写真:ロイター】
コスタリカ戦でゴールを決めた藤野あおば(写真中央)【写真:ロイター】

藤野はコスタリカ戦で19歳と180日でW杯得点をマーク

 オーストラリアとニュージーランドで共催の女子ワールドカップ(W杯)を戦うなでしこジャパン(日本女子代表)は、7月26日に行われたグループ第2戦でコスタリカと対戦し2-0で勝利。19歳FW藤野あおばがこの試合でW杯初ゴールを決め、これで元なでしこFWの記録を更新。「日本の女子W杯最年少得点」となっている。

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 初戦のザンビア戦(5-0)に続き、第2戦のコスタリカ相手にも2-0と無失点勝利を飾った日本。スペインとのグループ最終戦を残し、4大会連続の決勝トーナメント進出が決まった。

 コスタリカ戦で2試合連続の先発を飾った藤野は、1点を先制し迎えた前半27分に輝く。左サイドからのクロスで攻め入る日本は、逆サイドに流れたボールを藤野が拾う。背負っていた相手を華麗なターンでかわし前を向くと、ペナルティーエリア内に侵入。相手GKとゴールの間に無回転のシュートと差し込み、日本に追加点をもたらした。

 データ会社「オプタ」の公式X(旧ツイッター)によると、このゴールで元なでしこFW永里優季が持っていた「日本の女子W杯最年少得点」を更新。永里が2007年に記録した20歳と61日を上回り、19歳と180日でのゴールになった。

 この投稿に、永里本人も反応。「彼女はすでに偉大な選手ですが、今後10年でもっと偉大になるでしょう。彼女が私の記録を更新してくれたことは嬉しいし、私の通算ゴール記録も更新してほしい。がんばれ、あおば!」とさらなる活躍にエールを贈っている。

 永里が代表で記録した通算ゴール数は「58」で、レジェンドである澤穂希さんに続く歴代2位。非常に高い壁となるが、19歳で記録を破った若きストライカーに、永里も期待を膨らませていた。

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