ユナイテッドGKが相手FWを病院送りに… 衝突後に酸素マスクで負傷退場「一発レッドであるべき」
レクサムとの対戦でGKビショップとFWマリンが危険な衝突
イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドは現地時間7月25日、同国5部で昨季優勝したレクサムFCと対戦。若手中心で挑んだ試合は1-3で敗れたなか、GKネイサン・ビショップとの衝突でレクサムFWポール・マリンが重傷を負い病院へ向かう事象があった。
ユナイテッドはアカデミー組を含めた若手中心にメンバーを構成。U-20イングランド代表GKビショップがゴールマウスを守るなか、前半に危険なシーンが起こる。裏に抜け出したマリンが1対1の状況になりかけた際、ビショップが飛び出し両者が衝突。ボックスの外でマリンが倒れてしまう。
主審はすぐにスタッフを呼び、マリンの状態を確認。試合は長い中断を余儀なくされたが、その後マリンは酸素マスクをつけたままフィールドを後にした。このプレーで、ビショップにはイエローカードが提示されている。
試合後、クラブはマリンの肺に穴が開き病院に搬送されたことを報告した。この事象を英紙「ザ・サン」も「“無謀なチャレンジ” レクサムのスター、ポール・マリンがマンUのキーパーからの恐怖のチャレンジを受けて肺に穴が開き病院に運ばれる」と取り上げている。
記事では、レクサムのフィル・パーキンソン監督がビショップのチャレンジに対するコメントを紹介。「正直言って、頭にきている。プレシーズンの試合での不器用で無謀なチャレンジだった。ゴールキーパーにはまだ会っていないし、当分は近づかない方がいいだろう」と怒りを露わにした。
「一発レッドであるべきだった。ゴールのチャンスを奪えなかったとしても、危険なチャレンジであることに変わりはない。危険なチャレンジであり、ポール・マリンがうちの中心選手であることは明らかだ」
昨季はボレアム・ウッドFCとの試合で2ゴールを決め、5部リーグ優勝を手繰り寄せたエースのマリン。パーキンソン監督は選手の重要性を説きつつ、ユナイテッドGKの危険なプレーを糾弾している。
ビショップにとっては3失点に加え厳しい夜となったレクサム戦。負傷したマリンの回復を願うばかりだ。