アーセナル冨安「正直、自信失った」 プレミア2年目の挫折告白「シティ戦でのミスからも…」
英メディア上で不本意な昨季を回想、新シーズンに向けての意気込みも明かす
イングランド1部アーセナルの日本代表DF冨安健洋が現地メディアでレギュラーポジションを失った昨シーズンのことや、新シーズンに向けての意気込みを明かした。英メディア「フットボール・ロンドン」が伝えている。
2021年にアーセナルに移籍した冨安は加入1年目から右サイドバック(SB)でレギュラーに定着した。しかし、ふくらはぎの負傷によってシーズン途中に長期離脱を余儀なくされ、リーグ戦出場は21試合にとどまった。
そして昨季は開幕から出遅れ、イングランド代表DFベン・ホワイトが右SBのファーストチョイスとなったことで冨安はバックアップに回った。その代わりに左SBで出番を得るなどユーティリティーな活躍を披露したが、3月のUEFAヨーロッパリーグで左膝を負傷。手術を受け、残りのシーズンを欠場とまたも怪我に泣かされた。
冨安は昨季の負傷期間について「難しい時期だった」と回想する。
「ベン・ホワイトも好調だったし正直、自信を失っていた。ただ、負傷していた4か月間に多くのことを考えた。怪我からも学ぶ必要があるし、マンチェスター・シティ戦でのミス(GKへのバックパスが短くなり、デ・ブライネにゴールを許した)からも学ばなければならない。良いことも悪いこともあるが、悪いことからより多くのことを学ばなければいけない。今は身体も頭もとてもいい状態で、ポジティブだ」
苦しい時期を過ごした冨安だが、新シーズンに向けたプレシーズンで復帰を果たした今はすっかり自信を回復しているようだ。オランダ代表DFユリエン・ティンバーの加入でライバルはまた1人増えたが、テストマッチではセンターバックでも起用されるなど新たな役割を任される可能性もある。
冨安は「(ポジションは)どこでも変わらない。とにかくピッチに立ちたい。プレーしてチームを助けたい。どのポジションでも気にしない。監督とは話していないから(どこで起用されるかは)わからない。とにかくチームを助けたいんだ」とポジションにはこだわらないと語った。「自分できるのはピッチで価値を証明することだけ。それしかない」。24歳の日本代表はミケル・アルテタ監督からの期待に応えたいと意気込んでいた。
(FOOTBALL ZONE編集部)