PSGがムバッペのサウジ移籍交渉を許可 アル・ヒラルの史上最高“470億円”オファーに英疑問視
ムバッペは今夏の去就が注目される
フランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)はフランス代表FWキリアン・ムバッペに世界最高額のオファーを送ったサウジアラビアのアル・ヒラルとの交渉を許可したと英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。
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ムバッペはクラブとの契約延長を巡って去就問題が過熱しており、プレシーズンのアジアツアーのメンバーからも外れた。PSGは来夏に契約満了となるムバッペの売却に動いているとされ、そうしたなかでアル・ヒラルはサッカー界史上最高額の2億5900万ポンド(約470億円)を提示していた。
「スカイ・スポーツ」によれば、PSGはムバッペにアル・ヒラルとの交渉を許可したという。来夏に0円移籍で手放すことだけは絶対に避けたいだけに、届いたオファーには耳を傾ける用意があるという。
同局のチーフレポーターであるカヴェ・ソルヘコル氏は「クラブがアル・ヒラルとムバッペが話す許可を与えたのはいいことだが、ムバッペはアル・ヒラルと話したがっているのか? ムバッペがキャリアの現段階でサウジアラビアへ移籍することに興味を持っている様子はない」と選手本人の意思とは反するものだとしたうえで、政府系ファンド「PIF」の後ろ盾があるサウジアラビアのクラブはムバッペが売りに出されているなかでオファーを用意するのは当然のことだとの見解を示している。
「彼らはタイガー・ウッズに7億ドル(約989億円)のオファーを出し、LIVゴルフツアーと契約させた人たちだ。キャリアの晩年にあるタイガー・ウッズに7億ドルを出す余裕があるのであれば、現時点で世界最高の選手との呼び声が高いキリアン・ムバッペに莫大な金額を投じるのは当然だろう」
2024年にフリーでのレアル・マドリード移籍が既定路線とも言われているムバッペだが、他にもチェルシーやマンチェスター・ユナイテッド、トッテナム、インテル・ミラノ、バルセロナなども獲得に興味を持っていると伝えられる。フランス代表ストライカーを巡る争奪戦はここからどのような展開に発展するのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)