なでしこ&日本ファンの“品格”をサッカーの母国も称賛 「手つかずの飲み物が整頓」「模範を示した」
5-0で勝利したザンビア戦後のロッカールーム、スタンドの様子に注目
なでしこジャパン(日本女子代表)は7月22日、オーストラリアとニュージーランドで共催の女子ワールドカップ(W杯)グループC初戦でザンビア女子代表を5-0で撃破した。試合後の整頓されたロッカールームはFIFA(国際サッカー連盟)公式SNSも賛辞を贈ったなか、その反響は英国まで広がっている。
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大会初戦に挑んだ日本は、前半43分にMF宮澤ひなたの得点で先制。後半に入りギアが上がると、FW田中美南、宮澤、MF藤野あおば、FW植木理子の追加点で5-0の快勝を飾っている。
注目が集まったのは、なでしこジャパンの試合後のロッカールームの様子だった。各選手のロッカーやテーブルの備品が綺麗に整理整頓され、ゴミ1つない綺麗な室内、ローマ字と日本語で「ARIGATOU」「ありがとう」の文字、さらには日の丸が描かれたホワイトボードを収めた2枚の写真が添えられている。
FIFA公式SNSでも「Arigatou いつもどおりの真の品格」と賛辞が贈られていたなか、英紙「デイリー・ミラー」でも「彼女たちは更衣室をきれいにし、スタッフに感謝のメッセージを残した」と、このロッカールームを取り上げた。
同紙では「ニュージーランドのスタジアムは、非常に整頓された状態で残されていた。タオルはきちんと袋に入れられ、試合後には手つかずの飲み物が整頓された状態で残され、ホワイトボードには『ARIGATOU』と日本語で『ありがとう』と書かれたメモが添えられていた」と内部の様子を紹介している。
また、試合後のスタンド(観客席)で「ゴミ袋を持ってスタンドのゴミ拾いをするファンの姿も見られた」と報道。日本人が見せた行動に脚光を当て、「日本代表のピッチ外での態度が話題となったのは今回が初めてではなく、男子代表も昨年のカタール大会でドイツに2-1で勝利した後、同じように思いやりのある親切な行為をしている」とカタールW杯の際の男子代表と日本ファンの行為を振り返っていた。
記事では最後に「日本のファンと選手たちは、自分たちが一流であり、模範を示していることを改めて証明した」と選手やファンの行動を絶賛。再び見せた日本の粋な行いに、英国も注目していた。