ムバッペ去就巡り“玉突き移籍”か レアルFW、リバプール移籍説浮上「クロップは気に入った」
PSG退団が噂のムバッペ、レアル入り実現でロドリゴ去就に影響か
フランス代表FWキリアン・ムバッペは、今夏の移籍市場でフランス1部パリ・サンジェルマン(PSG)から放出される可能性が高まっている。スペイン1部レアル・マドリードが移籍先候補の1つに挙がるなか、英紙「デイリー・エクスプレス」は、この移籍が実現した場合には玉突き移籍でイングランド1部リバプールのユルゲン・クロップ監督が以前にも獲得を目指した選手を得られる可能性を報じている。
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2年連続で日本ツアーを実施中のPSGだが、来日メンバーからはムバッペが外れた。これに伴い、2024年6月末でクラブとの契約が満了を迎えるムバッペの去就についての報道が加速している。
ムバッペには複数のプレミアリーグのクラブ、レアルなどが関心を示している。サウジアラビア1部アル・ヒラルに至っては、1億7320万ポンド(約315億円)の年俸を提示するうえで、2024年にはレアルへの移籍を許可するという条項までも準備しているという。
ムバッペがレアルに加入した場合、新天地を求める可能性が高いのが、ブラジル代表FWロドリゴだ。元フランス代表FWカリム・ベンゼマの退団に伴い、新たなストライカー候補となっているロドリゴだが、ムバッペが加入した場合には、カルロ・アンチェロッティ監督は4-4-2の布陣の2トップをブラジル代表FWヴィニシウスとムバッペにする可能性が高いという。
そんなロドリゴに関心を示しているのが、クロップ監督率いるリバプールだ。ドイツ人指揮官はその才能を高く評価しており、リバプールでの最初のシーズンで、当時16歳だったロドリゴの獲得に動いていた。
ロドリゴの代理人であるニック・アルクリ氏によれば、「ロドリゴが初めてサントスとプロ契約を結んだ16歳の時、リバプールのダイレクターが連絡をくれて、クロップ監督はすでにその選手のことを知っている。個人的にも視察をしたと言っていた。YouTubeで『ブラジルの若いタレント』を検索して、とても若いロドリゴを知った。ブラジルで見て、とても気に入ったという。リバプールのダイレクターは、ロドリゴを彼らの最初の契約選手にしたがっていたんだ」と、明かしている。
2019年にロドリゴはレアルと契約を結び、クロップ監督はこれまで彼の希望を叶えることができていない。しかし、エジプト代表FWモハメド・サラーが来年に32歳になるなかで、再びクロップ監督がロドリゴの獲得に乗り出す可能性があるようだ。
ムバッペの去就によるところが多いとはいえ、ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノも退団したリバプールに、クロップ監督は自身が高く評価するとされるブラジル人アタッカーを連れてくることができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)