ラツィオが鎌田大地に白羽の矢 ミリンコビッチ=サビッチの代役として獲得を視野か
ミリンコビッチ=サビッチの後釜として鎌田に白羽の矢
ドイツ1部フランクフルトを契約満了で退団した日本代表MF鎌田大地は、まだ新天地が決まっていない。イタリアではACミランの線が消えつつあるなかで、ラツィオの名前が新たに浮上した。
計6シーズンにわたってフランクフルトでプレーした鎌田は、今夏にイタリア1部ミランへの加入で合意したと伝えられていた。しかし、6月にミランでパオロ・マルディーニTD、フレデリック・マッサーラSDの電撃退任で状況が一変し、鎌田のミラン行きは白紙となった。その後はスペイン1部アトレティコ・マドリードやレアル・ソシエダといったクラブが候補に浮上ししていた。
そのなかで、イタリア衛星放送局「スポーツ・メディアセット」が「ラツィオ、アイデアに鎌田」と見出しを打ち、昨季ナポリに次ぐセリエAで2位だったラツィオが鎌田に関心を示していると取り上げた。
「ミランから見放された鎌田大地の将来は、まだイタリアにあるかもしれない。彼は、(アル・ヒラル移籍が決まった)セルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチの後釜を探しているラツィオの目に留まった。(アルゼンチン人FW)タティ・カステジャーノスを獲得したが、まだEU圏外の選手と契約できる枠が残っている。加入するとなれば、鎌田か(チェルシーのイングランド代表FW)カラム・ハドソン=オドイのどちらか1人だけだと『コリエレ・デロ・スポルト』紙が報じている」
記事では、鎌田がミランとの契約が停滞した要因として、4-3-3には適していないと考えたから、だと指摘。戦術面で類似点があるラツィオに当てはめた状況についても触れている。
「マウリツィオ・サッリ監督のアイデアでは、鎌田はミリンコビッチ=サビッチの代役で、MFとしてプレーする可能性がある。パワーと技術は落ちるが、チームとしての自由度は増す。ただ、特にアトレティコ・マドリードとの熾烈な競争があるため、交渉は容易ではない」
鎌田はスペインかイタリアで、新天地を求めることになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)