マンC、横浜FM戦で5発! ハーランド圧巻2ゴールなどで5-3勝利…主力投入後に試合支配
国立競技場でプレシーズンマッチを実施、後半ギアアップのマンCに軍配
イングランド・プレミアリーグの強豪マンチェスター・シティが横浜F・マリノスと7月23日に国立競技場で国際親善試合を行い、後半から出場のFWアーリング・ブラウト・ハーランドの2ゴールなどでシティが5-3の勝利を収めた。
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シティは全体的に主力と呼ばれる選手たちにベンチスタートの多い構成がスタメンに並んだ。また、横浜FMは19日にスコットランド1部セルティックに6-4の打ち合いの末に勝利した国際親善試合から、右サイドバックがDF松原健に代わったのみでリーグ戦への出場が多い選手たちが並んだ。
立ち上がりからシティは自陣ペナルティーエリア付近でも落ち着いてボールを回すビルドアップで前進。しかし、あまりシュートまで持ち込めるような回数は多くなく、MFジャック・グリーリッシュやMFマテオ・コバチッチにはボールが入るものの決定機までは作り出せずに時間が流れた。
横浜FMは両サイドをカウンター気味に突破する形に活路を見出して前半27分、右サイドに出たボールにFWアンデルソン・ロペスが反応するとそのままペナルティーエリア内まで切り込んで右足シュート。これはGKシュテファン・オルテガが弾き出したものの、こぼれ球を拾ったA・ロペスは大きく身体をひねった左足シュートでゴールに流し込んで1-0の先制ゴールを奪った。
その後はシティが攻撃回数を増やし、MFコール・パルマーにミドルシュートを放つチャンスも訪れたが同点ゴールは生まれず。逆に前半37分、左サイドからDF永戸勝也が最終ラインの背後に出したグラウンダーのアーリークロスに走り込んだ松原がワンタッチで蹴り込んで追加点を奪った。
それでもシティは前半40分、横浜FM陣内で丁寧にパスをつなぐと最後はFWフリアン・アルバレスがキープして落としたパスに後方から走り込んだDFジョン・ストーンズが右足シュートを蹴り込んだ。さらに前半43分、横浜FMは自陣でつなごうとしたところでGK一森純が相手のプレスを受けてパスを引っかけられてしまい、アルバレスが蹴り込んだ。シティが前半ラスト5分で意地を見せた形で、2-2の同点でハーフタイムを迎えた。
シティはハーフタイムでGKを除くフィールドプレーヤー10人を総入れ替え。そして後半7分、シティは敵陣でボールを奪ったところから素早く攻撃するとMFフィル・フォーデンのパスをペナルティーエリア内で受けたFWアーリング・ブラウト・ハーランドが反転して左足シュートを蹴り込み3-2と逆転に成功した。
横浜FMはハーフタイムでMFマルコス・ジュニオールとMF榊原彗悟が交代したのみだったが、後半は全くマイボールの時間を作れなくなってしまった。そして後半27分にシティはスペースのできてきた中盤でMFロドリが前を向いて進出。ゴール正面から右足でコースを突いたミドルを決め、4-2とリードを広げた。直後に横浜FMは交代で多くのメンバーを入れ替え、後半41分に最終ライン背後に抜け出したFW井上健太が1点を返したが、試合終了間際にハーランドが2点目を奪ったシティが5-3で勝利した。
来日中のシティは今後、26日に国立競技場でドイツ王者バイエルン・ミュンヘンと国際親善試合を行う予定になっている。