「守備では十分に堅実」 アーセナルDF冨安健洋、左SBに英メディアは及第点も課題を指摘「物足りなさを感じる」
マンUとのプレシーズンマッチに臨んだ
日本代表DF冨安健洋が所属するイングランド1部アーセナルは現地時間7月22日にプレシーズンのテストマッチで同マンチェスター・ユナイテッドと対戦し、0-2で敗れた。冨安は左サイドバック(SB)として先発出場し、前半のみの出場で交代した。
アーセナルはイングランド代表MFデクラン・ライス、オランダ代表DFユリエン・ティンバー、ドイツ代表MFカイ・ハフェルツと夏の新戦力3人がスタメンに名を連ねた。対するユナイテッドもチェルシーから加入のイングランド代表MFメイソン・マウントが先発した。
試合は前半30分、ポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスが左足でミドルシュートを蹴り込んでユナイテッドが先制。その7分後にはイングランド代表MFジェイドン・サンチョが追加点を奪い、そのまま2-0で終了した。プレシーズンということで試合終了後にはPK戦も行われ、それもユナイテッドが5-3で勝利した。
冨安は19日に行われたMLSオールスター戦は途中出場からセンターバックとしてプレーしていたが、この日は左SBで出場。英紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」は冨安に6点をつけ、守備の安定感を評価する一方で、攻撃面では課題が残ると指摘していた。
「守備では十分に堅実だったが、彼が左SBに入ると、アーセナルはボール保持の場面で少し物足りなさを感じる。攻撃面ではマルティネッリをサポートすることができなかった」
冨安と反対の右SBで先発したティンバーにはチーム最高評価の8点がつけられ、「サカと素晴らしいコンビを組みながら、中に入っていって中央でのオプションも提供した」と絶賛を受けた。冨安とティンバーの左右のバランスという点ではいい補完ができていたようだ。また、冨安に代わり、後半から左SBを務めたスコットランド代表DFキーラン・ティアニーは積極的な攻撃参加が好印象で、7点と高評価だった。
このプレシーズンでは複数ポジションで試されている冨安。新シーズンは左右のSBをカバーした昨季以上に様々な役割を任されることになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)