なでしこのW杯初戦大勝に同組ライバル紙が反応 「スペイン代表に深刻な警告を発した」
ザンビアに5-0で大勝
なでしこジャパン(日本女子代表)は7月22日、オーストラリアとニュージーランドで共催の女子ワールドカップ(W杯)の大会初戦ザンビア戦に臨み、5-0の快勝を収めた。グループCで同組に入るスペインの有力紙「ムンド・デポルティーボ」は、「日本がスペイン代表に深刻な警告を発した」と、このゲームをレポートしている。
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ニュージーランドの北部ハミルトンでのゲームに臨んだ日本は前半43分、MF藤野あおばのクロスをMF宮澤ひなたが合わせて先制。さらに後半10分にはMF遠藤純のクロスをFW田中美南が押し込みリードを広げると、同17分に宮澤が2点目、同26分にMF長谷川唯のラストパスに抜け出した遠藤が左足シュートを叩き込んで4点を重ねた。そして、終了間際にはFW植木理子がPKを決めて快勝し、幸先良いスタートを切った。
このゲームについて、「ムンド・デポルティーボ」紙では「無気力なザンビアにチャンスはなかった。パワフルで効率的な日本は常にゴールを狙い、終始試合をコントロールする非常に真面目なチームに見えた。日本の5ゴールは、今大会の最多ゴール数だ。ハミルトンでの攻撃的なプレーは、日本が2回目の優勝を目指して最高のスタートを切ったことを印象づけた。両チームのFIFAランキングの66位差は、試合の序盤から明らかだった」と、試合を総評している。
グループCでは21日にスペインがシュート45本の猛攻でコスタリカに3-0の勝利を収めていた。そして、この日は日本がシュート数26-0の圧倒的な試合展開でザンビアに5-0の勝利。得失点差で日本が首位に立った。スペインと日本は31日のグループ最終戦での対戦になるが、同紙は「日本がスペイン代表に深刻な警告を発した」と、日本の試合ぶりを評価していた。