なでしこMF宮澤ひなた、殊勲の2ゴールに「嬉しい」と笑顔 「みんなで勝ち取った勝利」
今大会のなでしこジャパン初ゴールを記録
なでしこジャパン(日本女子代表)は7月22日、オーストラリアとニュージーランドで共催の女子ワールドカップ(W杯)の大会初戦ザンビア戦に臨み、MF宮澤ひなたが2得点でチームの勝利に大きく貢献した。
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ゲームを支配しながらゴールを奪えずにもどかしい時間が続いた前半43分、日本は右サイドで相手最終ライン背後にMF藤野あおばが飛び出してボールを引き出すと、相手最終ラインとGKの間にクロスを流し込んだ。そこに入り込んできた宮澤が右足で丁寧に合わせて先制ゴール。今大会のなでしこジャパン初ゴールとなった。
宮澤は「本当に嬉しいです。右から何度かクロスの形で入り切れない場面があったけど、冷静に決められて良かった。あおばを信じて走って良かった」と笑顔で振り返り、ゴール後に宮澤はベンチに駆け寄り、2018年のU-20女子W杯優勝をともに果たし、当時のチームを率いていた現なでしこジャパンの池田太監督のもとへ駆け寄った。そして「ゴールを決めたらベンチに行こうと決めていた。みんなで勝ち取った勝利だと思う」とチームの一体感を強調した。
後半17分には、右サイドのスローインからゴールライン際でFW田中美南がマイナスのパスを送ると宮澤が走り込んでゴール。田中の折り返しはライン上にボールがわずかに残った際どい位置からのものだっただけに、「ラインを出るか出ないかギリギリだったけど、何が起こるか分からないのでしっかり入り込めていて良かった」と話していた。
試合を終えて「本当に初戦ですごく難しいゲームになると予想していた」という宮澤は、次戦以降に向けて「たくさんの方々の思いを背負って今後も戦いたい。次のゲームに向けてもいい準備をしていきたい。初戦で結果が出て良かったと思うけど、まだ決められる場面もあったし、大会も続く。優勝を目指したいし、そのなかでも自分の特徴で少しでもチームの役に立てたらいいので仕掛けていきたい」と、さらなる活躍を誓っていた。