なでしこFW田中美南、VARで2度ゴール取り消しも…“3度目の正直”でW杯初ゴール
後半10分に遠藤のパスから田中がフィニッシュ
なでしこジャパン(日本女子代表)は7月22日、オーストラリアとニュージーランドで共催の女子ワールドカップ(W杯)の大会初戦ザンビア戦に臨み、FW田中美南が後半10分にチームの2点目をゲット。“三度目の正直”とも言える1点が決まった。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
日本が前半に先制して1-0のリードで迎えた後半4分、左サイドからMF遠藤純が最終ラインの背後にラストパスを送ると田中が反応。相手と競り合った末にボールをキープし、左足で蹴り込んだ。しかし、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の映像確認でわずかにオフサイド。ゴールは取り消された。
田中は前半21分にも、右サイドからのフリーキックから中央へのボールのこぼれ球を蹴り込んだが、VARの進言でレフェリーもオンフィールドレビューを行った判定の後、キック時点でわずかにオフサイドポジションにいた田中が反則とされてゴールは取り消された。そのため、1試合で2回も際どいオフサイドで“幻のゴール”となってしまった。
そして迎えた後半10分、左サイドに遠藤が抜け出すと再び中央へラストパス。フリーで合わせた田中がゴールに流し込み、アシスタントレフェリーもVARからもオフサイドのコールはなく3度目の正直でゴールが認められた。
田中は前回の2019年フランス女子W杯では、国内リーグ得点王も獲得して選出が有力視されるなかで無念の落選。これが女子W杯のデビュー戦となるなか、嬉しい初ゴールが決まった。