ミランの1トップで3番手の位置づけに? F・トーレスの評価が急降下
約6億円の年俸に地元紙「実に重たい」
ACミランの元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスがフィリッポ・インザーギ監督の1トップの序列で3番手まで下がり、“不良債権化”しつつあることをイタリア地元紙コリエレ・デロ・スポルトが報じている。
「今トーレスは3番手だ。インザーギ監督の選択肢では、メネズ、パッツィーニの次にトーレスとなった。400万ユーロの年俸は実に重たい。2016年6月30日までの契約に縛られている」
記事では、今季、足首捻挫などの影響で1得点に留まっているかつての天才ストライカーの現状をこう報じている。トーレスは今夏の移籍市場でチェルシーから2年間の期限付き移籍で獲得した。
地元紙は年俸約6億円というクラブ屈指の高給取りのトーレスに関して、移籍金の発生しない期限付き移籍の選手ばかり補強してきた緊縮財政のミランにとって、現状重荷となっていると指摘。本来1トップではないジェレミー・メネズ、今季出場機会が少ないジャンパウロ・パッツィーニの後塵を拝する危機的状況に陥っているとしている。
トーレスは1トップとしてゴールこそ生んでいないが、絶妙な動き出しでマーカーを引きつけるオトリ役として、日本代表FW本田圭佑やメネズのゴールをサポートしている。だが、シルビオ・ベルルスコーニ会長のお気に入りのエースストライカーに対して、現地メディアやサポーターはゴールという結果を強く求めているようだ。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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