フルハムのエースFW、サウジ移籍希望もクラブのオファー拒否に不満 「もう2度とここでプレーしない」

フルハムのアレクサンダル・ミトロビッチ【写真:Getty Images】
フルハムのアレクサンダル・ミトロビッチ【写真:Getty Images】

セルビア代表FWミトロビッチはサウジアラビア1部アル・ヒラル行きを希望

 イングランド1部フルハムのセルビア代表FWアレクサンダル・ミトロビッチはサウジアラビア1部アル・ヒラルへの移籍を希望しており、2度のオファーを拒否したクラブの対応に失望しているようだ。英衛星放送「スカイ・スポーツ」は「ミトロビッチは親族に2度とフルハムではプレーしないと語った」と報じている。

 28歳のミトロビッチは2018年2月からフルハムでプレーしており、チームが1部リーグと2部リーグを行き来するなかでエースとして活躍。英2部チャンピオンシップでは19-20シーズンに26得点、21-22シーズンはリーグ記録を更新する43得点でそれぞれ得点王に輝いた。そして昨季は1部プレミアリーグで14得点を挙げた。

 フルハムにとってミトロビッチは欠かせない戦力となっているだけに、サウジアラビアからのオファーにも簡単には首を立てに振ろうとはしない。レポートによれば、フルハムはミトロビッチの価値を5200万ポンド(約94億円)と評価しており、それに満たなかったアル・ヒラルからのオファーを2度にわたって拒否している。

 しかし、ミトロビッチは2度のオファーを拒否したクラブに対して腹を立てているという。これにより気持ちはフルハムから完全に離れてしまったようだ。代理人であるピニ・ザハビィ氏らの説得によってアメリカでのプレシーズンツアーにはしぶしぶ参加することになったミトロビッチだが、親族には「もう2度とフルハムでプレーしない」と話しているというのだ。

 ザハビィ氏はクラブに対して、ミトロビッチへの要求額を3500万〜4500万ポンド(約63億〜81億円)程度まで引き下げるように求めているという。不穏な空気が漂うなかでエースの去就問題はどのような決着を迎えるのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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