CS準決勝で川崎を破る渾身のダイビングヘッド　「やっと入りました！」

　鹿島アントラーズのFW金崎夢生が、大一番で石井正忠監督へ“禊”の一撃を決めた。23日のJリーグチャンピオンシップ（CS）準決勝で川崎フロンターレと対戦した鹿島は、後半5分に金崎が上げたゴールが決勝点となり1-0と勝利。浦和レッズが待つCS決勝への進出を決めた。

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「やっと入りました。ありがとうございます！」

　試合後の第一声で喜びを表現した金崎のゴールは鮮やかだった。後半5分、鹿島は左サイドでDF山本脩斗が深い切り返しで相手のマークを外すと、左足でクロスを送る。そこに金崎が川崎DFエドゥアルドと競り合いながら体をねじ込むようにしてダイビングヘッドを放つと、必死に飛びつく川崎GKチョン・ソンリョンも及ばずボールはゴールに吸い込まれた。同点で試合が終われば年間リーグ2位の川崎が決勝進出となるレギュレーションだけに、是が非でもゴールが必要な一戦だった。

　金崎は「石井さん中心にチームがまとまっていいプレーができたので、決勝でもいい試合ができるように頑張りたいと思います」と話した。