C大阪×浦和、主審の好ジャッジに喝采 元Jリーガーが明かした“PK場面”の裏話「凄い、よく見てたねと…」
浦和MF大久保がC大阪DF舩木とのプレーで転倒、PKジャッジを検証
スポーツチャンネル「DAZN」の判定検証番組「Jリーグジャッジリプレイ」で、7月16日のJリーグ第21節、セレッソ大阪と浦和レッズの試合が取り上げられた。PKの判定について、ファウルであるか否かがテーマになった。
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後半31分、浦和は右サイドからのワンツーでMF大久保智明がペナルティーエリア内に侵入。ボールの受け際で相手DF舩木翔をかわそうとした瞬間に転倒し、山本雄大レフェリーは即座にPKのホイッスルを吹いた。ただ、大久保に対する舩木のタックルが足に接触していたかどうかは映像の上で際どく見えた。
ゲスト出演した元日本代表DF槙野智章氏は、このプレーについて浦和でプレーしていた当時のチームメイトでもある大久保に直接連絡を取って確認したとコメント。そして「槙野君、かかっていますよと。大久保選手が言っていたのは、対峙していた舩木選手も『ごめん、足かかったよね』という2人のやり取りがあったうえでのレフェリーの判定で、2人で『凄い、よく見てたね』となったと言っていました」と、答え合わせのような中身を話した。
同じくゲスト出演した同DF坪井慶介氏は「最初はファウルじゃないと思った。大久保、やったなと」と、浦和の後輩にあたる大久保のプレーに冗談交じりで話したが、「見れば見るほど、最後のところでちょっと(足が)かかっているのもそうだし、バランスを崩して前に手をつく。そういうのも含めて、当たっているのかなと思って見たら、ちょっと当たっている。これを現場で見たレフェリーの方は凄いと思う」とコメントしていた。
元国際審判員・プロフェッショナルレフェリーの家本政明氏は、「こういうことを言うと視聴者の方に怒られるかもしれませんが」としつつ、山本レフェリーのポジショニングについて「本当に当たったところが見えたかどうか。コンタクトポイントと山本さんの位置が被る。本当にどこまで見えたのかなと、疑問には思った。映像で見た時には間違いなく足が当たっている」と、見極めるのが難しい場面だったことを指摘。山本レフェリーの所作について「倒れたタイミングで、ほぼオンタイムで笛を吹いている。山本さん自身もファウルと認識していて、副審もファウルと認識しているでしょう」と話していた。