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フッキがビッグクラブへの移籍を否定 「僕にとっての幸せは、ピッチに立つこと」
強い関心が寄せられる黄金の左足
ゼニト・サンクトペテルブルクのブラジル代表FWフッキは、チェルシーやその他の欧州ビッグクラブへの移籍を望んでいないことを明かした。英地元紙「メトロ」が報じている。
フッキは、2008年から12年までポルトに所属し、11年には現在マンチェスター・ユナイテッドに所属しているコロンビア代表FWラダメル・ファルカオに圧倒的な差をつけて得点王に輝いた。そのため、チェルシーを筆頭に多くのビッグクラブから強い関心を受けていたが、2年前、新天地にロシアのクラブを選んだことで周囲を驚かせた。ゼニトでもチームをけん引するパフォーマンスを維持していることで、28歳になった今でもビッグクラブからのラブコールは絶えない。しかし、インタビューで移籍先の選出理由についてこう語った。
「いくつかのクラブから関心を受けていたのは知っているし、それらのクラブでプレーするのはとてもわくわくすることだよ。だけど、僕のプライオリティーは、幸せでいることにある。僕にとっての幸せは、ピッチに立つための出場機会を得ることを意味している。チェルシーやレアル・マドリードに加入することは、僕にとって何も意味をなさないだろう。ベンチを温め続けることはリスクでしかない」
かつて東京ヴェルディでJリーグにも旋風を巻き起こした「怪物」。プレミアやリーガなどのトップリーグで躍進を遂げる姿を見ることは今後もないのだろうか。依然として強豪クラブは、その黄金の左足に注目し続けている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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