終了間際のドラマ…川崎DF車屋紳太郎が値千金の決勝弾! 首位・横浜FMに1-0劇的勝利
後半アディショナルタイムにゴール
7月15日にJ1リーグ第21節を各地で行い、首位に立つ横浜F・マリノスは日産スタジアムに9位の川崎フロンターレを迎えた。前節の名古屋グランパス戦を2-2で引き分け、連勝が6でストップした横浜FMに対し、公式戦2連勝中の川崎は今シーズン3度目となるリーグ戦の連勝を目指す一戦となったなか、後半アディショナルタイムにゴールが決まり、川崎が1-0と勝利した。
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MF西村拓真の負傷でトップ下にMFマルコス・ジュニオールが入り、4-2-1-3のトップ下と3トップが全員ブラジル人という横浜FMは、前半3分にこぼれ球を拾ったFWエウベルが強烈なシュートを枠に飛ばしたが、GK上福元直人に防がれる。対する川崎も前半7分過ぎからは高い位置でボールを回収する回数が増え、横浜FMを押し込む時間が長くなる。
前半10分には川崎のプレスをかいくぐった横浜FMがカウンターからチャンスを作る。エウベルが左サイドから折り返したボールをエリア内で受けたFWヤン・マテウスが決定機を迎えたが、フリーで放ったシュートは右サイドネットに外れ、先制点は決まらなかった。同12分には川崎もFW家長昭博の矢のようなクロスをFW山田新がゴール前で合わせてネットに突き刺したが、オフサイドの判定でゴールは認められなかった。
互いに攻め合う展開になるが、前半19分に今度はヤン・マテウスの折り返しをFWアンデルソン・ロペスがシュートしたが、ここもチャンスを生かせない。互いにフィニッシュまで行くもののゴールが決められない。前半の終盤は横浜FMが押し込む展開になったが、ゴールは決まらないままハーフタイムに入った。
後半に入り、最初の決定機を作ったのは川崎だった。後半12分に右サイドで家長が右サイドを突破。折り返しからMF瀬古樹がゴールを狙ったが、シュートは大きく枠外へ。互いに交代選手を入れて状況を打破しようとするなか、後半12分に川崎は途中出場のFW遠野大弥がGK一森純にエリア内で倒されてPKを獲得。このPKを家長が蹴ったが、シュートは一森に防がれて得点は決められなかった。
このプレーから試合はよりオープンになったが、このプレーで一森は一気に乗ったか。後半32分の遠野のシュートや試合終盤にもビッグセーブを連発し、最後まで川崎にゴールを割らせなかった。それでも攻め続ける川崎は、後半アディショナルタイム4分に最終ラインを破ったDF大南拓磨の折り返しをDF車屋紳太郎が身体ごとゴールに押し込み、ついにゴールを奪った。このゴールが決勝点となり、川崎が横浜FMとのビッグ神奈川ダービーを制して2連勝を挙げている。