ウェストハム側とは合意済み、手続き終え米ツアー出発前に獲得を発表と現地指摘

　手続きが遅れていたイングランド代表MFデクラン・ライスのアーセナル移籍がついに正式発表を迎えることになりそうだ。英衛星放送「スカイ・スポーツ」は、ウェストハムが売却の書類にサインをしたことでアーセナルが日曜日のアメリカツアー出発前に獲得を発表すると報じている。

　ライスの移籍についてはすでにウェストハムとアーセナルの間で合意済みで、移籍金はボーナス込みの総額1億500万ポンド（約191億円）と明らかにされている。これはアーセナル史上最高額の補強となる。

「スカイ・スポーツ」によれば「この移籍は8日前に合意に達していて、ハマーズ（ウェストハム）は取引の完了が遅れていることに不満を募らせた」という。交渉は1週間以上前に取りまとめられていたが、アーセナルから移籍に必要な書類の到着が遅れていたため、手続きを完了させることができていなかった。これについては関係者も「これほど話が長引くのは聞いたことがない」と苦労を打ち明けていたようだ。

　とはいえ、ウェストハムは売却に関する書類にようやくサインをし、ついに移籍が正式発表を迎える運びとなった。レポートによればアーセナルは日曜日（16日）のアメリカツアー出発を前にライスの獲得を発表する見通しだという。