三浦カズ、森保Jメンバーのメンタルに驚き「意識高い」 自身の代表時代と比較「ポイチ大変だなと」

三浦知良は再び欧州で挑戦に挑む【写真:河合 拓】
三浦知良は再び欧州で挑戦に挑む【写真:河合 拓】

ポルトガル出国前にメディア対応、日本代表メンバーのメンタリティーに言及

 元日本代表FW三浦知良が7月15日、2023-24シーズンにレンタル移籍することとなったポルトガル2部オリベイレンセに合流するため、出国した。出発前のチェックインを済ませてメディアの取材にカズは、現在は無所属のDF吉田麻也、スペイン1部レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英との3ショットがSNSで話題となっていた。

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 この時にどんな話をしたかを聞かれると、「久保選手と(食事)は初めてだったのですが、今の日本代表の話だったり、スペイン代表の話だったり、5歳くらいの時に僕と一緒にボールを蹴ったことがあるという話だったり(笑)。その時の状況を聞いて、『あの時だ』とは分かったのですが、それが久保選手だったかはちょっと分からない。でも、驚きましたね。すごい楽しい時間でした」と、明かした。

 そして、「特に僕にとっては、今の日本代表の話が新鮮に感じて、昔とも違うなと思いました」と言い、「あれだけの選手たちを抱えて、ポイチ(森保一監督)が大変だなと思いました (笑)」と、かつての日本代表のチームメイトであり、現在は日本代表を率いる立場になった森保一監督を気遣った。

 フライトのチェックイン待ちをしている際には、同じ便でドイツへ飛ぶドイツ1部ボルシアMGの日本代表DF板倉滉が挨拶に来たという。板倉と言葉を交わしながら、「『俺もヨーロッパ組かな』と思いましたね。図々しい話ですけど」と笑った。

 今の日本代表と、カズがエースとして活躍していた当時の日本代表の違いについて、「ピッチ上のことでは、僕らは『韓国なり、サウジアラビアを倒してワールドカップ(W杯)に行く』という目標でやっていた。今の選手たちは、『W杯優勝』が目標にありますから、そのあたりのメンタルの違いはすごく感じます。欧州の高いレベルのリーグでやっている選手も増えました。久保選手もそうだし、吉田麻也選手も、まだまだ代表は狙っていると思うし、意識はやっぱり高い。監督に対する要求、理想もすごく高いので、みんな1人ひとりが自分のアイデンティティ、理想を持って、要求もあるので……」と言い、再び「ポイチ大変だなと」と、改めて森保監督の難しい立場に言及した。

(河合 拓 / Taku Kawai)



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