「J1ボールポゼッション率ランキング」 CS出場3クラブ、J2降格の名古屋…成績との関連性は?
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▼選手編
[パス数TOP20] [クロス数TOP20] [ドリブル数TOP20] [空中戦数TOP20] [タックル数TOP20] [失点誘発ミス数TOP20] [ペナルティーエリアへのパス数TOP20] [ゴール関与数TOP20]
▼チーム編
ペトロヴィッチ体制5年目の浦和がトップ、終盤失速した感の川崎は2位に
今季のJ1リーグ戦が終了したなか、「Instat」社のデータを基に「ボールポゼッション率ランキング」を発表する。トップは59%を誇る浦和レッズだ。ルヴァンカップを制覇するなど就任から5年目のペトロヴィッチ体制は成熟の時を迎えており、セカンドステージもトップで駆け抜けた。年間勝ち点1位の座を死守した背景には、完成度の高いポゼッションスタイルがあったと言えるだろう。
風間八宏監督の下で攻撃サッカーを展開する川崎フロンターレは、ポゼッションの質の高さに定評があるものの、シーズン終盤は怪我人やチームの不調もあいまって失速した感が否めない。それでも浦和に匹敵する数値を叩き出しており、18クラブ全体を見ても浦和と川崎のポゼッション率は突出している。
3位タイの鹿島アントラーズ、サンフレッチェ広島、柏レイソルは、積極的に仕掛けるスタイルを貫き、数値も自然と高くなったと考えられる。もっとも52%で6位タイの横浜F・マリノス、ガンバ大阪から、50%で10位タイのアルビレックス新潟、ベガルタ仙台まで団子状態。目立った違いは見られないが、やや差が開くのは12位の大宮アルディージャ以下で、7クラブが50%未満となった。
そのなかで、逆に集団より大きく下回ったのは名古屋グランパスとヴァンフォーレ甲府だ。この2クラブは、ボールポゼッションを“される側”で、“する側”ではなかったとも言えるが、シーズン最終結果は明暗が分かれる形となった。