パナマ戦後のフラッシュインタビューに長谷川、池田監督が登場

　なでしこジャパン（日本女子代表）は7月14日に国際親善試合でパナマ女子代表と対戦して5-0の勝利。2ゴールを決めたMF長谷川唯は試合後に背後への抜け出しとシュートへの意識がゴールにつながったと話した。

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　今月開幕のオーストラリアとニュージーランドで共催される女子ワールドカップ（W杯）を前にした最後の国際Aマッチで、FIFAランキング11位の日本は同52位のパナマと対戦した。ダブルボランチに構成力のある長谷川とMF長野風花のコンビを送り込んだ日本は、立ち上がりからほぼ敵陣でゲームを進めた。

　そうしたなかで前半33分、長谷川からの大きなサイドチェンジが右サイドに送られると、DF清水梨紗が一気に駆け上がってボールを受けた。ペナルティーエリアの横で角度は狭かったが、清水は相手GKのポジションを見ると右足ダイレクトで絶妙なループシュートを放ち先制点をゲット。さらに前半35分にはボランチの位置から長谷川が最終ライン背後まで走りこんでFW田中美南からのスルーパスを受け、相手GKとの1対1を制して追加点を決めた。

　後半もゴールを続けた日本で長谷川は後半16分、中央やや右サイドの位置からミドルを放つと相手に当たってコースが変わったシュートが吸い込まれてリードが広がった。この後は交代で退いたが、2ゴール1アシストとチームの中心として君臨した。

　試合後に長谷川は「今日もボランチの1人が前に出ようという意識があり、田中選手からのスルーパスで裏に抜け出せたのは意識の違いだと思う。決められて良かった。（ミドルシュートは）ラッキーなところもあると思うけど、本番でもシュートを狙いたい」と、積極性がゴールにつながったことに喜びの声を残した。

　池田太監督は「スタートからしっかり集中力を保ってやってくれた。しっかりと失点もなく勝利に結びつけられたのは良かった。ニュージーランドに入って初戦を迎えるが、まだまだいろいろなことを向上できると思っている」と試合を総括している。

　日本は女子W杯の本大会では1次リーグのC組でザンビア、コスタリカ、スペインと対戦。出場チーム数が32チームに拡大されたことで2位以内のみ通過となった第一関門を乗り越え、その先に2011年ドイツ女子W杯以来の優勝を目指した戦いに臨む。