J1・18クラブの前半戦「ポゼッション率」を比較 名古屋が最低値もリーグ4位、スタイルを貫く川崎&新潟の数値は?

今季J1前半戦のポゼッション率を考察(写真はイメージです)【写真:徳原隆元】
今季J1前半戦のポゼッション率を考察(写真はイメージです)【写真:徳原隆元】

上位4クラブではスタイルの差が顕著に

 J1リーグも早いもので後半戦に突入した。ここから夏の厳しい戦いが予想されるなか、「FOOTBALL ZONE」では「前半戦通信簿」の特集を組み、算出したデータに注目。今回は、チームのスタイルにもつながる「平均ポゼッション率」に注目した。

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 リーグトップのポゼッション率を誇るのは王座奪還を狙う川崎フロンターレで58.4%となった。Jリーグでは数少ないポゼッションスタイルを貫き、今季は11位とボトムハーフに沈むなか、後半戦での巻き返しに期待したい。

 川崎に続いたのは14位のアルビレックス新潟で55.9%となった。順位では下位に位置するものの、上位クラブ相手にもJ2時代から築き上げたスタイルで真っ向勝負。J1でも十分に通用することを証明した前半戦となったが、後半戦では得点力の改善が求められるか。

 新潟以降には、首位の横浜F・マリノス(54.7%)、浦和レッズ(53.7%)が続き、リーグ上位のクラブが顔を並べた。その一方で、2位のヴィッセル神戸は48.3%で50%を切り、3位の名古屋グランパスはリーグ最下位の42.9%となっている。

 神戸は最前線のFW大迫勇也や、FW武藤嘉紀がキーマンとなり攻撃を展開。実際に、1試合あたりのゴール数は横浜FM(2.2)に次ぐ「2」となっており、ロングボールの展開や、セットプレーからゴールを重ね、首位争いを演じている。

 そして名古屋も前線の助っ人FWマテウス・カストロ、FWキャスパー・ユンカー、FW永井謙佑の強力3トップを走らせるような攻撃からゴールを重ねて上位を追走。1試合あたりの失点数は0.9となっており、堅守速攻のスタイルを後半戦も貫き、上位チームを追いかける。

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