Jリーグ復帰の安部裕葵「まずはハードワーク」 浦和にとって“新たな風”となれるか
浦和の攻撃スタイルと自身のポジションについて言及
J1浦和レッズは、加入が発表された安部裕葵の記者会見を7月14日に実施。安部は浦和でのプレーについて「前線が流動的でポジションの縛りなくプレーできているのが魅力的」だと話した。
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2017年に瀬戸内高校から鹿島アントラーズに加入してプロ入りした安部。2シーズン半プレーしてスペイン名門バルセロナのBチーム(現在のFCバルセロナ・アトレティック)に移籍。しかし、負傷を繰り返したこともありここ2シーズンほどは公式戦から遠ざかって契約満了のタイミングを迎え、浦和へ加入となった。
今季の浦和はマチェイ・スコルジャ監督の指揮下で4-2-3-1システムを基本にプレーしている。そのチームについて安部は「前線が流動的でポジションの縛りなくプレーできているのが魅力的」だと話した。スコルジャ監督は特に前線のプレーヤーたちに関しては「ポジションを入れ替えながらプレーして問題はない」という考えを示している。指揮官から期待の声を掛けられたという安部は「その言葉を受け止めて、期待に応えたい」と話した。
そして、ポジションについては「右でも左でも真ん中でも、1トップでもどこでも良いプレーができると思う。特にここがいいというものもない。監督の判断やチームメートみんなが気分良くプレーできるようになればいい。あまり目標を立てないタイプなので、まずはピッチに立つこと。それ以上のことはまだあまり考えていない」と話した。そのうえで「連戦がキツイ中ではローテーションも必要。少しでも早く一員になってチームの負担を減らすこと。ハードワークがかなり大事だと思う。自分の良さを出すにもチームメートに理解されることなど時間もかかるものだと思うので、まずはハードワークするの分かりやすいと思う」と、シーズン後半戦での貢献を誓った。
西野努テクニカル・ダイレクター(TD)は「今、浦和レッズにかけているペナルティーエリア付近での質を上げていくことを期待している」と話し、土田尚史スポーツ・ダイレクター(SD)は「とにかく彼らしいプレーをピッチで表現してほしい。それが浦和レッズの力になる。具体的に言えば攻撃面でアクセントになって結果につながるプレーをしてほしい」とコメントした。
自身も「いい番号」と話した背番号「7」を身につける安部は、シーズン前半戦で得点力不足が課題だった浦和に新たな風を吹かせられるか。そして、18年にJリーグベストヤングプレーヤー賞を受賞した当時を思い出させるような鮮烈なパフォーマンスと再ブレークが期待される。
(FOOTBALL ZONE編集部)