インテル、ルカク再獲得を熱望 移籍金72億円がネックに…「捻出難しい金額」と英指摘
インテルへのレンタル期間が満了、保有元チェルシーは売却希望か
イングランド1部チェルシーに所属するベルギー代表FWロメル・ルカクは、昨シーズンまでイタリア1部インテルに所属していた。レンタル期間が終了したことでチェルシーに戻ることになっているが、インテルのシモーネ・インザーギ監督はルカク再獲得へ動くことを明言した。英メディア「Football London」が報じている。
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昨シーズン、ルカクはインテルのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝進出に貢献したが、新シーズンからマウリシオ・ポチェッティーノ監督が率いるチェルシーは、ルカクを今夏の移籍市場で売却したいと考えている。
すでに新シーズンに向けて始動したチェルシーの練習に合流していないことも、ルカクの今後が話題に上がる要因となっている。クラブは7月17日を合流日に設定しているが、この時までにインテルへの移籍についての話をまとめたい考えのようだ。
今夏、元フランス代表FWカリム・ベンゼマら、多くの選手を集めているサウジアラビアからの関心も持たれたルカクだが、自身は欧州でのキャリアを続ける考えがあるという。インテルに加え、ユベントスも30歳のルカクの獲得に動き始めたと報じられるなか、インザーギ監督がルカクについて以下のようにコメントした。
「今、ルカクはチェルシーの選手だ。私たちは、彼が自分たちにとって、どれだけ重要な選手か理解している。昨夏、私は彼を呼び戻すために全力を尽くした。今夏も再び彼と契約を結びたいと思っている。それが実現するために全力を尽くす」
負傷もあったルカクだが、昨シーズンは公式戦37試合に出場し、14得点を記録。インテルへの完全移籍を望むルカクに対し、チェルシーは移籍金を4000万ポンド(約72億円)に設定したが、記事では「元カメルーン代表GKアンドレ・オナナをマンチェスター・ユナイテッドに売却できない限り、捻出は難しい金額」と伝えている。
相思相愛のインテルとルカクだが、2023-24シーズンも共闘することができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)