清水MF乾を上回った一撃は? J2週間ベスト5ゴール…注目の首位攻防戦でのゴラッソもランクイン

竹本雄飛のゴラッソに注目(写真は昨季のもの)【写真:Getty Images】
竹本雄飛のゴラッソに注目(写真は昨季のもの)【写真:Getty Images】

Jリーグ公式SNSで第25節のトップ5ゴールを選出

 J2リーグは7月9日、各会場でリーグ第25節が行われた。Jリーグ公式SNSでは、「今週のJ2TOP5ゴールランキング」と題して5つのゴラッソを紹介。清水エスパルスの元日本代表MF乾貴士を凌ぎ1位に輝いたのは、ロアッソ熊本MFの鋭い一振りだった。

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 まず5位にランクインしたのは、ジェフユナイテッド千葉の背番号「10」MF見木友哉のボレーシュートだ。MF米倉恒貴が右サイド深い位置から上げたクロスボールに、中央のFWブワニカ啓太がダイレクトでオーバーヘッド気味の体勢からシュート。これはクロスバーに弾かれるも、ペナルティーエリア手前にこぼれた浮き球を見木が左足で捉える。バウンドしたボールはゴール右のネットに吸い込まれ、これがこの試合の決勝弾となった。

 4位には首位争いを繰り広げるFC町田ゼルビア対東京ヴェルディ(東京V)の一戦から、終盤の同点弾が選ばれている。前半に2点を先取され、0-2と厳しい展開になった東京V。それでも後半28分にMF染野唯月が1点を返し反撃の狼煙を上げると、その10分後に見事な同点ゴールを決める。

 MF新井悠太が左サイドを抜けると低いクロスを供給。このボールが相手のスライディングブロックに当たりコースが変わったが、巧く反応して合わせた染野がヘディングで合わせてネットを揺らした。

 3位には、点の取り合いとなったいわきFC対水戸ホーリーホックの一戦から、MF鵜木郁哉の直接フリーキック(FK)がランクイン。ペナルティーエリア手前やや左で獲得したFKで右足を振り抜き、クロスバーに当たったボールがそのままネットに吸い込まれている。

 そして2位には、清水で好調を維持する元日本代表の技術詰まった一撃。ピッチ中央でボールを受けた乾がドリブルを開始する。十分運び右足アウトサイドで寄せてきた相手の重心をずらすと、そのまま右足を振り抜く。若干巻いたシュートは、ゴール右上隅のネットを揺らしている。

 乾のゴラッソを凌ぎ1位に輝いたのは、熊本MF竹本雄飛の短い助走からの豪快ミドル弾だ。MF松岡瑠夢が左サイドを突破し、相手陣内に攻め込むとMF平川怜につなぎ、中央の竹本へ。ダイレクトでのシュートを選択すると、これが相手GKから逃げるような軌道でファーサイドに突き刺さっている。

 J2でも数多くのゴラッソが毎節生まれるなか、今週も観客を魅了する一撃が各会場でスタジアムを沸かせていた。

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