モウリーニョが語ったルーニー先発落ちの理由 「彼らはウェインよりもスピードが…」

“泥酔騒動”の懲罰ではないことを強調

 現地時間19日に行われたプレミアリーグ第12節マンチェスター・ユナイテッドとアーセナルの一戦は、1-1のドローに終わった。この試合で注目されたのは、イングランド代表で“泥酔写真流出騒動”を起こしたユナイテッドFWウェイン・ルーニー。大一番でスタメンから外れたが、ジョゼ・モウリーニョ監督は“懲罰”ではないと語ったと、英紙「デイリー・テレグラフ」が報じている。

 試合は後半24分にMFポール・ポグバからのスルーパスを受けたMFアンデル・エレーラがグラウンダーのクロスを入れ、MFフアン・マタが左足のダイレクトシュートでユナイテッドが先制に成功した。しかし試合終了間際に、途中出場のアーセナルFWオリビエ・ジルーに同点ヘッドを許し、オールド・トラッフォードで勝点1の獲得にとどまる結果となった。

 この試合でルーニーは、後半14分にFWアンソニー・マルシアルと代わってピッチへと入ったが、自らは得点に絡めず。アディショナルタイムにイエローカードをもらう苦い結末となった。ルーニーは国際Aマッチウィーク中の13日に行われたパーティーで大酒を食らい、その泥酔写真が流出。この一件にはモウリーニョ監督が激怒した。そのためアーセナル戦では“懲罰”も考えられたが、カリスマ指揮官は背番号10をベンチに置き、後半途中からピッチに立たせた。

 しかしモウリーニョ監督の意図を聞くと、懲罰以上に難しい問題も垣間見える。同紙によるとルーニーを先発起用しなかった理由について聞かれると「我々はボールを持って試合を進めたかった。アーセナルは“相手にサッカーをさせる”チームだからね。スペースが生まれると考え、アタッカーに素早くボールが届いた」として、選手起用についてこう続けた。

 

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