板倉滉の伊王者ナポリ入りの可能性は? 加入後に生じる“懸念”を現地大手紙が指摘
来年開催のアジアカップで離脱する可能性は懸念材料
ドイツ1部ボルシアMGに所属する日本代表DF板倉滉は、イタリア1部ナポリへ移籍する可能性が報じられている。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は、板倉の特集を組むとともに、ナポリに加入した場合のリスクについても報じている。
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ナポリは2022-23シーズンにセリエAを33シーズンぶりに制覇。その中心選手としてタイトル獲得に貢献した韓国代表DFキム・ミンジェは名を上げて、ドイツ1部バイエルン・ミュンヘンへの移籍に近づいているという。来たる23-24シーズン、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)も戦うナポリは、新たな守備的な選手を模索するなか、板倉をリストアップしたようだ。
「ガゼッタ・デロ・スポルト」紙によれば、ナポリはすでに1200万ユーロ(約18億6000万円)のオファーを提示したが、ボルシアMGは1500万ユーロ(約23億2000万円)を要求しており、約4億6000万円の差額が埋められるかが焦点になるという。
ナポリは板倉以外にも、イングランド1部ウォルバーハンプトンに所属するDFマックス・キルマン、スペイン1部レアル・ソシエダのDFロビン・ル・ノルマンにも関心を示しているとされるが、経済面でも板倉が最も安価になる見込みだという。
そして、記事では「規律という点でも、日本人のサッカー選手はより信頼ができる。しっかり仕事をし、自己犠牲の文化があり、それは集団の力を発揮させるなかで非常に効果的だ。この点で日本人と韓国人の考え方は似ている。キムは守備の名手だが、板倉もテクニック面だけでなく、メンタル面でも似たキャラクターを持っている。より技術が高いが、フィジカルは弱い。チームへの影響を考えれば、キムの穴を小さくできる」と、キム・ミンジェの穴埋めに適しているという見解を報じている。
その一方で、板倉が加入する場合の唯一の不安として挙げているのが、日本代表のスケジュールだ。日本は2024年1月12日から2月10日に開催されるアジアカップに出場することになっており、板倉はメンバー入りする見込みだ。この期間にチームを離脱する場合を計算し、「もし彼がナポリに加われば、リーグ戦6試合とスーパーカップを欠場するリスクがある」と報じている。
日本代表でも評価を高めている板倉だが、イタリアの名門へ移籍することになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)