元PSGスポーツディレクターのレオナルド氏、ムバッペの去就動向に見解

　フランス1部パリ・サンジェルマン（PSG）のフランス代表FWのキリアン・ムバッペが去就問題に揺れている。元スポーツディレクターのレオナルド氏は今夏にムバッペを売却すべきとの見解を示しているという。

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　ムバッペはクラブとの契約が来年2024年で満了を迎える。契約には1年間の延長オプションが含まれているが、ムバッペはこれを行使しない意志を明らかにしている。このままでは来夏にムバッペを無償で手放すことになるため、それを避けたいPSGは契約延長をしないのであれば、今夏中に売却する方針。クラブ側と選手側の意見が真っ向から対立している格好だ。

　現役時代にもPSGでプレーし、引退後には同クラブスポーツディレクターも務めた元ブラジル代表MFレオナルド氏は仏紙「レキップ」に対し、「PSGのためにも、ムバッペはチームを去る時が来たと思う」と今夏に24歳のストライカーを売却すべきとの見解を示している。

「PSGはキリアン・ムバッペの前から存在していたし、ムバッペのあとにも存在し続ける。彼はパリで6年間過ごしたが、その間に5つの異なるクラブがチャンピオンズリーグを制した。つまり、彼がいなくてもこのレベルのコンペティションで勝つことは可能だということだ」

　レオナルド氏はムバッペの選手としてのクオリティーの高さを認めつつも、“リーダー”としての資質には疑問符をつけている。

「この2年間の彼の振る舞いを見ていると、彼は本当にチームを統率できる選手ではないことが分かる。彼は偉大な選手だが、リーダーではない。偉大な点取り屋ではあるが、クリエイティブではない。彼を中心としたチームを作るのは難しい」

　スペイン1部レアル・マドリード移籍が噂されるムバッペは今夏にPSGを去ることになるのか。その去就は今夏の移籍市場においても最も注目を集めるトピックとなっている。