「本田の出場機会は完全になくなった」 “擁護派”のミラン番記者もスソのダービー2発に白旗
「1月にいなくなっても不思議ではない」
この試合のスソに「7.5点」という高得点を与えたヴィンチ記者は、2014年1月の加入以来、イタリアメディア関係者では珍しく本田に好意的なレビューを続けてきた“擁護派”だった。しかし、10月25日の第10節ジェノア戦(0-3)での惨敗後、一気にトーンダウンしている。この試合で今季初先発となった本田は味方のオフサイドトラップの場面で取り残され、相手に先制点を献上。攻撃面でも消極的な横パスとバックパスを繰り返す、低調なパフォーマンスとなった。
「モンテッラ監督の考える戦術に本田は入っていない。本田にはプレーチャンスがなく、1月にいなくなっても不思議ではないだろう。だが、プレミアへの移籍は難しい。中国に移籍する可能性がある。もしオファーが良ければ、1月にも移籍する可能性があるかもしれない」
セリエAは試合の登録メンバーが23人と他国のリーグよりも多いため、本田はベンチ入りを果たしているが、モンテッラ監督の構想にはすでに入っていない現実をヴィンチ記者は指摘している。そしてこれまでプレミアリーグへの移籍話も浮上した本田だが、現状のパフォーマンスでは困難であり、新天地は中国リーグになる可能性があるという。
絶対的な地位を築いてきた日本代表でも、本田はワールドカップ・アジア最終予選の大一番サウジアラビア戦でベンチスタートとなった。ミランと代表で苦境を迎えているなか、来年1月に移籍を決断するのだろうか。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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