鎌田大地、フランクフルト「復帰」の可能性を地元紙分析 「決して高くはないが…」
移籍が有力視されていたミラン行きは頓挫
ドイツ1部フランクフルトを契約満了で退団した日本代表MF鎌田大地は、新天地探しが停滞している。そのなかで、フランクフルト“復帰”の可能性を地元紙が検証している。
欧州クラブへのフリー移籍が有力視されてきた鎌田の去就を巡っては、イタリア1部ACミラン加入が合意済みと報じられていたものの、同クラブの強化担当者だったパオロ・マルディーニTD(テクニカルディレクター)らの退団により風向きが一変。契約は白紙に戻されたと伝えられていた。
ミランは今オフ、チェルシーからイングランド代表MFルベン・ロフタス=チークを獲得したことで、EU圏外選手枠が残り1つに。イタリア衛星放送局「スカイ・スポーツ」によると残り1つの外国人枠としてスペイン1部ビジャレアルのFWサムエル・チュクウェゼ獲得に充てる見込みのようだ。
新天地が決まらないなかで、フランクフルトの地元紙「Frankfurter Randschau」は「鎌田の復帰も考えられる」と見出しを打ち、元日本代表MF長谷部誠とともに、鎌田について触れている。
「(ディノ・トップメラー)新監督は長谷部誠の規律正しさ、プロフェッショナリズム、そして人柄を称賛している。そうでなければ、これほど長くあのレベルでプレーすることはできなかっただろう。長谷部の同胞である鎌田大地がフランクフルトで再び活躍する可能性もある。彼のこれまでの移籍の選択肢はすべて頓挫し、ACミランもそのポジションで鎌田の必要性がなくなったため、現在は距離を置いている」
記事によれば、スポーツ・ディレクターのマルクス・クレーシェ氏は鎌田側と連絡を取り合っており、「鎌田に門戸を開いている」という。
「復帰の可能性は完全にゼロではないが、決して高くはない。鎌田は贅沢な条件を期待している。フランクフルトに戻るには、クラブの条件を受け入れなければならない。ただ、十分な確信があればクリアできないことではない。戦力面でも、鎌田はアイントラハトの財産となるだろう」
果たして、鎌田がフランクフルトで再びプレーするシナリオはあるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)