米女子代表ラピノー、現役引退を発表 「レジェンドがブーツを脱ぐ」一大決心に海外反響

今季限りで現役を引退するラピノー【写真:Getty Images】
今季限りで現役を引退するラピノー【写真:Getty Images】

今シーズン限りでの現役引退を決意

 女子ワールドカップ(W杯)で2度の優勝を経験したアメリカ女子代表FWミーガン・ラピノーが7月8日、今シーズン限りでの現役引退を発表した。代表199キャップを誇り、2019年には女子バロンドールを受賞したレジェンドの一大決心は海外メディアでも大きく伝えられている。

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 38歳のラピノーは2006年7月に女子代表でデビュー。以来、絶対的な存在へ成長を遂げ、2012年ロンドン・オリンピックでの金メダル獲得や15年&19年女子W杯制覇に大きく貢献した。19年には世界最優秀選手として権威のある女子バロンドールを受賞するなど、女子サッカー界のスターへ君臨してきた。

 そんなレジェンドが、今シーズン限りでの現役引退を決意。自身のツイッター上では「深い平安と感謝の気持ちを込めて、この美しい試合をプレーするのは今シーズンが最後になると決めました。サッカーが私の人生を永遠に形作り、変えることになるとは想像もできませんでした」などと綴っている。

 また、現地時間7月9日に行われるアメリカ女子代表対ウェールズ女子代表の記者会見では「信じられないようなキャリアを積むことができ、このゲームは世界中に私をもたらし、多くの素晴らしい人々に会うことができました」とコメント。女子サッカー選手としてのキャリアを歩んだことへの感謝の意を示している。

 この一報は海外メディアでも大きく報じられ、スペイン「マルカ」紙では「レジェンドがブーツを脱ぐ」と見出しを打ち、「アメリカ史上最も偉大な選手の1人」と伝えれば、米メディア「ブリーチャーレポート」の公式ツイッター上では「USWNT(アメリカ女子代表)の伝説」と、その功績が称えられた。

 なお、ラピノーは今夏にオーストラリアとニュージーランドで共同開催されるW杯メンバーに選出。4度目の大会出場と優勝を目指したのち、所属する米女子サッカーリーグNWSLのOLレインでのシーズンで現役に幕を閉じる。

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