酒井宏樹、自身の発言謝罪で相手DFも返答 「メッセージありがとうございます」「今回の怪我についてとても残念に思っています」
FC東京のエンリケ・トレヴィザンもインスタグラムのストーリーでコメント
浦和レッズのDF酒井宏樹は、7月8日に行われたJ1リーグ第20節FC東京戦で左ひじを痛めて負傷交代。試合後の発言が注目を集めていたが、インスタグラムのストーリー(24時間で自動削除される写真・動画)をとおして、お互いに理解を示している。
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FC東京戦の前半3分過ぎ、浦和はGK西川周作から右サイドにフィードが送られて酒井がジャンプしてヘディングでつなごうとしたところ、相手DFエンリケ・トレヴィザンと空中で接触。左腕から落ちる形になった酒井はチームドクターから「×」が出て前半6分にDF荻原拓也との交代になった。
酒井は試合後「まあ、(関節は)ハマったんで。これからチェックしにいきます。左ひじ、着地の時です」として、左ひじの関節にダメージがあったことを示唆した。ただし、それ以上に口を突いたのは空中から落下する形になった相手の競り合い方だった。
「ヘディングを競る時に、ボールを見ないで俺だけに当たって来るのは止めてほしい。こういう事例をJリーグ全体で増やしてはいけない。誰が当たったか分からないし、試合のことなのでわざとではないと願いたいけど、ジャンプしている体勢の人にぶつかるのはフェアではないと思うし、競った人が損をするようなリーグにしてはいけない。まして外国籍なら、ちゃんとヘディングで戦ってほしい。激しいのと相手を怪我させるのは違うと思うので、怪我をさせる気持ちはなかったと思うけれども、怪我をする確率はそちらのほうが高い。仕方がないし自分としては怒っていないけど、こういう事例が何件も出るのはリーグとして良くないので、自分で最後にしてほしい」
しかし、酒井はその後、インスタグラムのストーリーで「負傷したシーンはまだ見れませんが」と前置きしたうえで、「選手、スタッフからフェアな競り合いだったと聞きました。大きな誤解をしてしまいました。エンリケ選手とは試合後お話しし、お互いのこれからの健闘を伝え合っています。今回の負傷は競り合いの中でただ僕が怪我をしただけです! 何も悪質な事はありませんでした。記事をみたFC東京に関わる皆さま、エンリケ選手のご友人の方などには嫌な思いをさせてしまいました事を謝罪させていただきます」と、トレヴィザンに謝罪した。
これを受け、トレヴィザンもインスタグラムのストーリーで「メッセージありがとうございます。今回の怪我についてとても残念に思っています。1日でも早く復帰できることを祈っております」と返答。両者和解となった。