インテルとユベントスがルカク争奪戦 現所属のチェルシーは移籍金73億円要求と英報道

去就が注目されているロメル・ルカク【写真:ロイター】
去就が注目されているロメル・ルカク【写真:ロイター】

インテルが42億円でオファーもチェルシーは拒否

 イングランド1部チェルシーのベルギー代表FWロメル・ルカクを巡り、イタリアの強豪2クラブが動きを見せている。

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 チェルシーで構想外となっていたルカクは昨夏にインテルへ期限付き移籍。契約満了で今夏に再びチェルシーに復帰したが、ルカクは新シーズン以降もイタリアでプレーすることを望んでいる。そして、インテルは再々獲得に向けて、チェルシーにオファーしていた。

 英紙「デイリー・メール」によれば、インテルは先週末にルカクの代理人である弁護士と会談を行い、完全移籍での獲得の意向があることを示したが、移籍金2300万ポンド(約42億円)でのオファーはチェルシーに拒否されたという。チェルシーは2021年にインテルから獲得した際に支払った9750万ポンド(約178億円)を少しでも回収するために4000万ポンド(約73億円)を要求しているようだ。

 インテルがチェルシーを納得させるオファーを準備していない状況のなか、英衛星放送「スカイ・スポーツ」によれば、イタリア1部ユベントスもルカクの獲得に動き出している。同クラブはすでにチェルシーと交渉を開始しているという。

 チェルシーのマウリシオ・ポチェッティーノ新監督はルカクについて、「プレシーズンのスカッドに入るためには7月12、13日までに戻ってくる必要がある。すべての選手がそうであるように、まずやるべきことは私のオフィスに来て挨拶をすることだ。彼がまだチェルシーの選手であれば、そうすることを期待している」と語っている。ルカクの姿勢次第では再びチャンスが与えられる可能性はありそうだ。

 30歳を迎えたルカクはチェルシーで再びポジション争いに挑むのか。それともイタリアへの帰還を選ぶのか。その決断に注目が集まる。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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