マンUはGKが今夏の補強ポイント

　イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドは浦和レッズのGK鈴木彩艶を獲得する可能性が浮上している。そのなかで、英地元紙「マンチェスター・イブニング・ニュース」は、「契約は迅速にはいかないかもしれない」と伝えている。

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　ユナイテッドは2011年から所属していたスペイン代表GKダビド・デ・ヘアが契約満了で退団が発表され、GKのポジションは今夏の補強ポイントとなっている。インテルの元カメルーン代表GKアンドレ・オナナ獲得に迫っている一方、バックアップは37歳のベテランGKトム・ヒートンが負傷中で、移籍の噂が絶えないGKディーン・ヘンダーソンという状況だ。そこで浮上したのが鈴木の獲得だった。

　移籍金は500万ポンド（約9億円）と報じされるなど、噂は過熱する一方で、「マンチェスター・イブニング・ニュース」紙は、「鈴木との契約は、車（スズキ）ほど迅速にはいかないかもしれない」と、鈴木と同じ名前の自動車メーカーにかけて状況を伝えている。

「（アメリカ）アーカンソー州生まれの鈴木は浦和レッズでベテランGK西川周作のバックアッパーを務めているが、数か月前から欧州への移籍が噂されている。（エリック・）テン・ハフ監督は、ポジションのNo.2、No.3を明確に指名しない。そのため、鈴木の17歳年上になる（元イングランド代表GK）トム・ヒートンの存在が不可欠だ。いろんなことが起こっている」

　鈴木は20歳で経験も浅いだけに即戦力として迎えられる可能性は低いだろうが、今後どのような動きがあるのだろうか。