負傷交代の酒井宏樹が警鐘「こういう事例をJリーグで増やしてはいけない」「自分で最後にしてほしい」
FC東京で負傷交代の酒井、試合後に病院へ向かうことが明らかに
浦和レッズの主将、DF酒井宏樹は7月8日のJ1リーグ第20節FC東京戦で左ひじを痛めて負傷交代。試合後に病院へ向かうことが明らかになったが、「こういう事例をJリーグ全体で増やしてはいけない」と警鐘を鳴らした。
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前半3分過ぎ、浦和はGK西川周作から右サイドにフィードが送られて酒井がジャンプしてヘディングでつなごうとしたところ、DFエンリケ・トレヴィザンと空中で接触。左腕から落ちる形になった酒井はチームドクターから「×」が出て前半6分にDF荻原拓也との交代になった。
試合後にマチェイ・スコルジャ監督は「今は多くの情報はありません。これから病院に向かってこれからチェックする。明本(考浩)が怪我をして今度は宏樹。非常に重要な選手が負傷した」と話し、「立ち上がり、かなりナーバスになっていた。もしかしたらキャプテンの宏樹の負傷が影響したかもしれない」と、試合に与えた影響にも言及していた。
酒井は「まあ、ハマったんで。これからチェックしにいきます。左ひじ、着地の時です」として、左ひじの関節にダメージがあったことを示唆した。
「ヘディングを競る時に、ボールを見ないで俺だけに当たって来るのは止めてほしい。こういう事例をJリーグ全体で増やしてはいけない。誰が当たったか分からないし、試合のことなのでわざとではないと願いたいけど、ジャンプしている体勢の人にぶつかるのはフェアではないと思うし、競った人が損をするようなリーグにしてはいけない。まして外国籍なら、ちゃんとヘディングで戦ってほしい。激しいのと相手を怪我させるのは違うと思うので、怪我をさせる気持ちはなかったと思うけれども、怪我をする確率はそちらのほうが高い。仕方がないし自分としては怒っていないけど、こういう事例が何件も出るのはリーグとして良くないので、自分で最後にしてほしい」
このゲームは日本サッカー協会の審判交流プログラムで来日しているカタール人のカミス・モハメド・アルマッリ氏が主審を担当していた。試合はそのまま0-0で引き分け、勝ち点1を分け合う形になった。