浦和に酒井負傷のアクシデント、FC東京に0-0ドロー 10戦無敗も3位浮上ならず

浦和とFC東京は0-0で勝ち点を分け合う結果に【写真:徳原隆元】
浦和とFC東京は0-0で勝ち点を分け合う結果に【写真:徳原隆元】

興梠慎三がJ1通算500試合出場達成の一戦、開始早々に思わぬ事態

 浦和レッズは7月8日のJ1リーグ第20節でFC東京をホームに迎え撃った。4万9108人の観衆を集めたゲームだったが、主将のDF酒井宏樹が負傷交代するアクシデントもあり0-0で引き分けた。

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 浦和はスタメン出場のFW興梠慎三が、史上10人目となるJ1通算500試合出場を達成。しかし、その浦和を開始早々にアクシデントが襲う。
 
 前半3分過ぎにGK西川周作からのロングボールを主将のDF酒井がヘディングでつなごうとしたところでDFエンリケ・トレヴィザンと空中で接触。左腕から落ちる形になった酒井はチームドクターから「×」が出て前半6分にDF荻原拓也との交代になった。

 それでも最初の決定機は浦和が作った。前半14分、ゴール正面でMF関根貴大がボールを持つと興梠へスルーパス。これを興梠はGKヤクブ・スウォビィクの逆を突いたシュートで狙ったが、ゴールポストを叩いてわずかに外れた。

 逆にFC東京はほとんどの攻撃を酒井が交代した浦和の右サイドから仕掛けると前半20分、そちらのサイド深くまで進出したFW俵積田晃太のラストパスをMF松木玖生が左足でファーサイドに狙ったが、GK西川がセーブしたボールはゴールポストに当たって外れた。FC東京のプレスに浦和がリズムを掴めない時間が続いたが、このまま0-0で前半を終えた。

 後半に入ると背後へのボールを効果的に使い出した浦和がペースを掴んだが、後半18分にDF大畑歩夢が背後に出したボールに興梠と関根が反応するも、シュートにはつなげられなかった。

 両チーム交代枠を使って勝ち点3を目指す姿勢は見せたものの、攻撃の仕掛けに入る位置からのプレーに精度を欠いた。後半39分には右45度の位置から荻原が強烈なシュートを放つもわずかに外れて決勝点にはならず。このまま0-0で試合は終了した。

 浦和はリーグ戦無敗を10試合に伸ばしたものの3位浮上のチャンスを逃し、FC東京はピーター・クラモフスキー監督への交代から3連勝を逃したものの、勝ち点を積み上げることに成功した。

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