アスピリクエタが移籍、チェルシーの次期キャプテンに英注目

　イングランド1部チェルシーは、今夏の移籍市場で多くの選手を放出している。下部組織出身のイングランド代表MFメイソン・マウント、ドイツ代表FWカイ・ハヴァーツは、それぞれプレミアリーグのライバルであるマンチェスター・ユナイテッド、アーセナルへ移籍した。それ以外にもクロアチア代表MFマテオ・コバチッチ、フランス代表MFエンゴロ・カンテといった選手たちも新天地を求めている。

　大きな変化が起こっているクラブだが、キャプテンのスペイン代表DFセサル・アスピリクエタも1シーズン残っていた契約を解除し、スペイン1部アトレティコ・マドリードへ移籍。2012年にチェルシーに加入していたアスピリクエタは、4年前からキャプテンを務めていたため、チェルシーはキャプテンが不在となった。次期キャプテンは誰になるのかを、英紙「メトロ」が報じている。

　今シーズンからチェルシーの指揮を執るマウリシオ・ポチェッティーノ監督は、アスピリクエタの後継者指名を急いでいないようだ。

「次期キャプテン？　まず私たちはチームをまとめないといけない。そして、次に私が選手たちのことを把握する必要がある。選手たちを感じ取り、熱意やキャラクター、個性を把握しないといけない。外から見えることも1つだが、一緒に働いて分かることもある。ポジティブなことも、そうでないこともね。まずはチームをまとめて、経験のある選手も多くいるから、そのあとに決めないといけない」

　昨季のリーグ戦では12位と低迷したチェルシー。ポチェッティーノ監督を迎えて多くの選手が入れ替わり、新チームに生まれ変わっているが、どのようなシーズンを過ごすことになるのだろうか。