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ベルギー移籍の日本代表MF川辺駿、クラブSDが才能を絶賛「チームにとって大きな財産になる」
「経験豊富な選手だ」とスタンダール・リエージュのSDが喜びを語る
日本代表MF川辺駿は現地時間7月7日、イングランド1部ウォルバーハンプトンからベルギー1部スタンダール・リエージュへの完全移籍が決まった。クラブのSD(スポーツ・ディレクター)も獲得に喜びを露わにしている。
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現在27歳の川辺はサンフレッチェ広島ユースの出身。2014年にはトップチームに昇格し、U-18日本代表としても活躍した。ジュビロ磐田へのレンタルを経て、18年に広島に復帰。21年夏にはスイス1部グラスホッパーへ渡り海外挑戦する。
その後、22年1月にはグラスホッパーと提携関係にあるウォルバーハンプトンと3年半の契約を交わした。2022-23シーズンまではレンタルでグラスホッパーに残り、2シーズン合計で公式戦71試合に出場。16ゴール14アシストの成績を残していた。
グラスホッパーとのレンタルが終了となり今後の去就に注目が集まっていたなかで、スタンダールへの完全移籍が発表された。4年契約を結んだ川辺について、ベルギー紙「Le Soir」も注目。スタンダールのファーガル・ハーキンSDも「駿と契約できたことを嬉しく思う。彼は得点の取り方、ほかの選手の得点の取り方を知っている経験豊富な選手だ。彼のインテリジェンス、パス能力、セットプレーの巧みさは、我々のチームにとって大きな財産になるだろう」と獲得の喜びを語ったという。
また、川辺を放出したウォルバーハンプトン側は「川辺はベルギーに渡り、スタンダールで新たな挑戦をする」と移籍を伝え、マット・ホッブスSDの言葉も紹介。「ハヤオと契約したのは1年半前で、その後の彼の成長によって、我々は投資に対して本当に良いリターンを得ることができた。彼はもう28歳なので、再びレンタル移籍するのではなく、新しいクラブで契約し、さらなる成長を遂げるにはちょうどいい時期だと感じている」と放出の理由を述べた。
また「彼はまだトップチームでプレーしていないが、ウルブズ(ウォルバーハンプトン)でのプレーは両者にとって有益だった。彼はヨーロッパでプレーすることで恩恵を受け、スイスでも非常に良い結果を残した。今、ハヤオはベルギーで活躍する機会を得ており、そこでの成功を祈っている」と、川辺の今後の活躍にもエールを送っている。
ベルギーの地で新たな挑戦に挑む川辺。日本代表としても6月シリーズでその実力の片鱗を見せつけたなか、新シーズンでさらなる飛躍が期待される。