「鈴木彩艶とは誰だ?」 マンU興味の浦和GK、現地メディアが特集「テン・ハフが求めていた能力に定評がある」

マンUから注目されている鈴木彩艶【写真:Getty Images】
マンUから注目されている鈴木彩艶【写真:Getty Images】

ユナイテッドが獲得興味、鈴木の経歴をなぞる

 J1浦和レッズのGK鈴木彩艶に、海外から脚光が集まっている。イングランド1部の名門マンチェスター・ユナイテッドが獲得興味を示していると、さまざまなメディアが一斉に報じた。英紙「マンチェスター・イブニング・ニュース」では「鈴木彩艶とは誰だ?」と取り上げその存在に迫っている。

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 現在20歳、米国生まれの鈴木はガーナ人の父と日本人の母を持つ。浦和の下部組織育ちで、16歳でプロ契約を結んだ。190センチ93キロの体格を誇り、2024年パリ五輪世代のなかでも有望株として注目されてきた。

 同紙でもそんな鈴木に注目し、守護神ダビド・デ・ヘアを取り巻く状況が不透明なことを指摘しつつ、新たな獲得候補として鈴木の名前が挙がったと紹介している。「鈴木彩艶とは誰だ?」と問いかけ、記事では鈴木の経歴を紹介。「2002年にアーカンソー州リトルロックで生まれた。彼は19年2月に浦和でアカデミーからトップチームに飛び込んだが、出場時間を得ることは難しかった」と出場時間が少ないことにも触れている。

 それでも「今シーズンはJリーグカップに出場したのみだが、その5試合の出場で、鈴木は2度のクリーンシートを達成し、90分平均1.8セーブ、失点はわずか3だった」と今季の成績を称え、さらに「また、鈴木はパンチングよりもキャッチボールを好み、カップ戦での成功率はパンチングが14.3%だったのに対し、キャッチボールは57.1%だった。キャリアを通じて、鈴木はJリーグで8試合に出場し、79%のセーブ率を記録している」と能力を絶賛した。

 また、日本代表での活躍にも記事では触れており「彼は19年のU-20ワールドカップ(W杯)にも出場。その後2022年に行われたE-1サッカー選手権ではA代表デビューも果たした。現在はU-21日本代表のメンバーである」と活躍ぶりを伝えている。

 最後に、鈴木のプレースタイルについても考察。U-22日本代表として出場した欧州遠征のオランダ代表戦でクリーンシートを達成した実力を認めつつ、「彼は、自分のポジションを離れ、現代のGKに求められているスイーパーキーパー的な役割を果たすことにも慣れている。鈴木は、エリック・テン・ハフが求めていた後方からの配給能力に定評がある」と、ユナイテッド指揮官の求めるプレーができると太鼓判を押していた。

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