ミランとエミレーツ航空が共同出資で新スタジアム建設へ
設計はカーサ・ミランの建築家
日本代表のFW本田圭佑が所属するACミランは、胸スポンサー契約を更新したエミレーツ航空と共同出資で新スタジアム建設を進める可能性が浮上した。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。
バルバラ・ベルルスコーニCEOはこう語った。
「ミランのようなクラブには自分たちで経営する自前のスタジアムを持つことが最重要。サン・シーロは素晴らしいが、近いうちに他のプロジェクトを発表したい。他の地区の不動産価値を図っており、すぐにエミレーツ航空に新しいプロジェクトをプレゼンテーションする。新スタジアム建設でもコラボできれば、素晴らしい」
現時点では、2017年シーズンまでサン・シーロ・スタジアムで公式戦を行う予定だ。ミランの新社屋でミュージアム機能も併設している「カーサ・ミラン」にほど近い、ポルテッロ地区のフィエラ(見本市)財団と現在折衝を続けているという。
この新スタジアム建設プロジェクトはカーサ・ミランの建築家を務めた、ミランの大ファンとしても有名なファビオ・ノヴェンブレ氏が設計に携わり、エミレーツ航空とスポンサー契約する可能性もある。EXPOが終わる2016年から着工見込み。新スタジアム近くには地下鉄の駅も開設予定で、車でのアクセスも便利だという。
これまではスタジアム側に試合開催時の収益の多くを支払っていたが、自前の新スタジアムとなれば収入を全て手にすることができる。ミランの強豪復活への重要な施策となりそうだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
page 1/1