長友は積極的な攻撃参加も見せる

　しかしミランは5分後の同13分、右サイドに抜け出したFWカルロス・バッカからマイナスの折り返しを受けたスソは、得意の左足を警戒して対峙するDFミランダをあざ笑うように縦に仕掛けてマークを外すと、右足で丁寧にファーサイドに流し込んでゴール。自身この日2点目のゴールでミランが2-1と再びリードした。

　インテルのピオリ監督は同20分、スソと対面していたアンサルディに代えて長友をピッチに送り込んだ。さらに同30分にはMFマルセロ・ブロゾビッチに代えてFWステヴァン・ヨベティッチを投入して前線の枚数を増やして同点を狙いにいく。

　長友は積極的な攻撃参加をしてクロスも供給したが、自陣に11人が下がって守備ブロックを作るミランを崩すには至らず。このままミラン勝利かと思われたが、後半アディショナルタイムのCKで、インテルはDFジェイソン・ムリージョが頭でつないだボールをファーサイドにいたMFイバン・ペリシッチが蹴り込み土壇場で2-2の同点とし、引き分けに持ち込んだ。

　勝ち点2を取り損ねた形になったミランだが、今節にローマが敗れたために勝ち点で並んで2位浮上となった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文　text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images