日本人GKが「デ・ヘアの後釜」 浦和→マンU移籍浮上に海外驚き「5年以上前から追っていた」
20歳の浦和GK鈴木彩艶、今夏名門ユナイテッド入りの可能性浮上
イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドがJ1浦和レッズに所属するGK鈴木彩艶を獲得する可能性が浮上。日本のメディア上で伝えられた一報は海外メディアでも注目を集め、「ユナイテッドは5年以上前からその動向を追っていた」と、無名の日本人GK獲得を巡る動向に注目している。
2002年生まれの鈴木はガーナ人の父と日本人の母を持ち、米国生まれの浦和育ち。浦和の下部組織で研鑽を積み、16歳でプロ契約を結んだ。190センチ93キロの体格を生かした身体能力に定評があり、2024年パリ五輪世代きっての有望株として注目されてきた。
そんな才能溢れる若手GKが、名門ユナイテッドから熱視線を注がれていることが日本の一部メディアによる報道で判明。英紙「ザ・サン」は日本での報道を引用したうえで「ユナイテッドは2017年からこの20歳を追っており、現在契約は完了し、発表間近だ」と伝えている。
さらに、中南米のサッカー専門サイト「BOLAVIP」もこの動向に注目。ユナイテッドでは今オフ、スペイン代表GKダビド・デ・ヘアが契約満了でフリーに。新たな守護神確保にも動きを見せているなか、「20歳の日本人、マンチェスター・ユナイテッドではダビド・デ・ヘアの後釜に」と見出しを打ち詳細を伝えている。
鈴木はパリ五輪世代の有望株とはいえ、昨年行われたE-1選手権でA代表に初選出されたばかりと、世界的には無名の1人。そのため記事では「ほとんどの人のレーダーから完全に外れていた20歳のGKだ」と、ユナイテッドからターゲットとされた事実が驚きを持って伝えられている。
なおユナイテッドは来季の正守護神候補として、イタリア1部インテルのGKアンドレ・オナナ獲得を画策中。鈴木は控えGK候補として迎え入れられる意向で「ユナイテッドは5年以上前からその動向を追っていた」とも紹介されるなど、欧州ビッグクラブの日本人GK獲得報道が世界で反響を呼んでいた。
(FOOTBALL ZONE編集部)