2年間84億円→1か月275億円 ポステコグルー新監督、トッテナム指揮官就任後の大補強に英紙注目

トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督【写真:Getty Images】
トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督【写真:Getty Images】

セルティック時代とは比べ物にならないスケールで補強が進行

 アンジェ・ポステコグルー監督は今夏にイングランド1部トッテナムの新監督に就任。昨季8位と低迷したクラブの復活を託された。就任から1か月の間にクラブは立て続けに補強を成功させており、その総額は2年間率いたスコットランド1部セルティック時代の3倍以上になろうとしているという。英紙「デイリー・レコード」が報じた。

 トッテナムは英2部に降格したレスター・シティからイングランド代表MFジェームズ・マディソン、イタリア1部エンポリのイタリア代表GKグリエルモ・ヴィカーリオを獲得。さらにいずれも期限付き移籍だったスウェーデン代表FWデヤン・クルゼフスキ(←ユベントス)とスペイン代表DFペドロ・ポロ(←スポルティング)の買い取りオプションを行使し、完全移籍加入させている。

 これらの選手の獲得費用は1億2100万ポンド(約221億円)に上る。さらにトッテナムはドイツ1部ヴォルフスブルクからU-21オランダ代表DFミッキー・ファン・デ・フェンをおよそ3000万ポンド(約55億円)と獲得すると伝えられているため、総額は1億5000万ポンド(約275億円)に到達しそうな勢いだ。

 ポステコグルー監督は2021年から2年にわたって指揮を執ったセルティックで日本代表FW古橋亨梧やMF旗手怜央、FW前田大然といった日本人選手や、守備の要であるDFキャメロン・カーター・ビッカースなどを獲得し、チームを強化してきた。しかし、選手補強に費やした金額は2年間でおよそ4600万ポンド(約84億円)。トッテナムにやってきてわずか1か月で、セルティック時代の3倍以上の補強を実現させようとしているようだ。

 スコットランド時代とは比べ物にならないスケールでの補強が進められている。ポステコグルー監督がトッテナムでどのようなチームを作り上げるのか注目だ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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